携帯電話にホワイトプランで980円という新風を送ったソフトバンク。

 

基本0円、最大2980円(税別)使い放題で、スマホの料金を下げた

 

楽天モバイル。

 

この2つの携帯電話会社が、最初に直面する問題がプラチナバンド。

 

700Mから900M帯の電波が壁を通る領域の割り当てが

 

携帯電話の繋がる繋がらないを決めるという。

 

ソフトバンクも開通後しばらくこの領域を求めてあれこれ動いた。

 

途中で他社のプラチナバンドまで子会社にしてしまって

 

返したと聞くが、楽天も当然欲しいはず。

 

ソフトバンクは、結局他社との違いをIPHONEというスマホを

 

独占契約することで、ドコモとAUに対抗できた。

 

後にドコモもAUもIPHONE欲しさにアンドロイドを推したことを止め

 

3社横並びとなる。

 

ソフトバンクでIPHONEを契約するのにデーターを使い放題にすると

 

当時のパケットという方式で計算すると300万円も使う一部の人が出て

 

定額料金は7000円台に定着した。

 

これをドコモもAUもそのまま導入してスマホを持つことは高額の

 

通信代を払うことが当たり前となった。

 

これに異を唱えた楽天が定額2980円で独自の回線を立ち上げた。

 

更に契約数を増やすために基本料金0円を打ち出した。

 

ここまでで、楽天は最強の4番目の携帯会社となった。

 

ところが、あちらにもこちらにもいい顔を見せることが仇となって

 

赤字が大きくなる。楽天の基地局が増えるまではAUの回線を借りて

 

繋がりにくい場所を緩和する。だが、AUに借りる容量を勝手に

 

多くしたせいで支払いも増えたようだ。

 

基地局が多くなってかなり安定してきた頃に楽天はまさかの

 

基本0円利用者を強制有料利用者に変更した。

 

3GBまで980円としたアンリミテッド7への強制移行。

 

これによりとりあえず、契約者数が多ければ貢献していると思っていたので

 

解約せずにプラチナバンドまで待っていたユーザーが一気に離れた。

 

三木谷氏の正直ただで使っている人は要らないという、正直な言葉を

 

そのまま発信してしまったために反発も多かった。

 

それはそうだろうけど、そう言われたらプラチナバンドないし、地方じゃ

 

繋がらないしと、結構なユーザーが動いた。おいらも動いた。

 

結局、その時から契約者数も大きく減り、AUから借りていた電波の支払いも

 

かなり軽減されたはずだが、赤字は大きくなる一方。

 

そして噂が・・・・・・。

 

三木谷氏が回線契約の半端ないノルマを課せたと言う。

 

噂には社員を怒鳴り散らしてあたっているというニュースがでて、

 

大丈夫かと思った。

 

ソフトバンクがIPHONEを見つけ出したように、楽天は人減らしではなく

 

新しい何かを見つけてそれを売りにするべきだった。

 

今となってはIPHONEも珍しいものではなくなったので、いつ新しい

 

携帯電話の形が生まれるのか探っている人もいるだろう。

 

スマホ代を一気に下げる役割を果たした楽天には頑張ってもらいたいが

 

0円利用者を利用する気にさせる何か秘策を考えずに放りだしたのは

 

最大のミスだとおいらは思っている。

 

お前は0円だからそんな奴には使って欲しくない、正直に言えばと

 

言われたのだから。

 

おいらはPOVOを愛用している。基本0円だが、課金する月と仕事用で

 

SMSを何十通もやり取りして数百円の請求もある。

 

0円だから使わないのではなくて0円で基本料を節約した分、他に

 

専用で使う使い方もあるのだ。

 

これまでの携帯電話は基本料金があって、仕事用プライベート用を

 

2つ持てば2つに基本料金を払う感じだった。

 

これを用途に分けて回線を使うのに一つは基本料金を払うが

 

もう一つは別回線だけどメール専用で使うからとか、通話専用で

 

使うからとか用途が変わってもその使った分だけ支払いすればいいという

 

敷居が下がることで複数の回線を維持できる。

 

それがPOVOの使い方でとても相性がいい。

 

最初の頃の楽天はそれが可能であったが、強制的に980円かかるので

 

データー使わないのに980円払うのはもったいないに変わった。

 

トッピングという考え方は、AUの今までの歴史から見ると、あり得ないほど

 

使い易いのだ。いつも右に倣えだったAUが独自色を出した。

 

アハモも斬新だったが、もう一つ変化球を加えるとPOVOといい勝負だった。

 

容量を上げた方策は失敗だと思う。むしろ10GB1500円とか5GB1000円とか

 

驚きが欲しかった。

 

おいらの端末がAU、ドコモ向けなのでソフトバンク系は選べなかったが

 

LINEMOもいい線をいっている。

 

楽天は逆にこの980円層に目がくらんで改悪してしまったのだろう。

 

さて、楽天はプラチナバンドを分けてもらうまで体力が持つのか、

 

持たせるために再び変わり種を投入できるかが正念場だと思う。