今年というか今期は雨が多い。
冬ともなれば秋田は乾燥する。
猛吹雪で息も出来ないほどの風が
辺りの雪を舞い上がらせ、ホワイトアウトになる。
そこまでいかなくても曇り空でずっと寒い日が
続くのが恒例なのだが、今期は暇さえあれば
雨が降っている。雨が降るという事は寒くなれずに
湿気だけが地上に落ちているという事。
秋田は土地柄自然に恵まれている。
人間より野生動物の方が多く住んでいると言われるが
それだけ手付かずの自然が残っているという事。
人間が100万人居た時でも自然が多く残っているのだから
これから高齢化で自然に人が減っても自然から利用させて
貰っている空間が減り、自然に返還しているのだと思う。
山に多くの水が貯められるのは雪という形だったが
最近は雨という形で蓄えているようだ。
秋田県人は昔から商売下手と言われるほど、自然に手を
かけるのを嫌がり断ってきた。どんなに儲け話を持ってきても
その後の汚染などを気にして大企業を排除してきた。
働く側から見たら働く場所くれ、何で秋田は働く場所が
ないんだよと昔から不満が出ていた。
それでも先人たちは多く手を入れる事を嫌がった。
何でかは言い伝えはないが、きっと自然こそ最大の財産だと
良い聞かされているのだろう。
サケは、稚魚で川を下り大きくなって川を遡り子孫を残してゆく。
秋田県民も生まれて上京して帰って来る人もいるだろうから
秋田県人も酒と同じ自然の生き物なのかもしれない。
それにしても雪じゃなく雨だとワンコの散歩が行きづらい。