旧秋田県民会館が解体され、新しくミルハスになった。

 

2017年にコンサートに来て以来、工事の為ずっと

 

秋田に来てもらえなかった徳永英明さんだった。

 

今年のオープニングイベントに徳永さんの名前が挙がったのが

 

数か月前のことで、秋田よりオファーしたようだ。

 

数か月前においらは京都の上加茂神社に葉加瀬太郎さん主催の

 

コンサート内に登場する徳永さんを追いかけた。

 

その前後に秋田での開催が話題となって何としてもチケットを

 

購入したかった。

 

SS席を願ったがまあ無理だった。でも一般席はあたり今日を

 

待つこととなる。

 

 

 

秋田伝説

 

徳永英明の名前を聞いて感動しない秋田県民はほとんどいない。

 

秋田県民の奥ゆかしさで、徳永英明を虜にしたのである。

 

秋田以外でコンサートをあまり見ないおいらだったが、徳永氏曰く

 

秋田県民は自分のコンサート中、身動き一つせず、演奏が終わる度に

 

拍手は送るが、一切しゃべらずお地蔵さんのように黙っているらしい。

 

それが、嫌というわけでなく、自身の演奏に集中し、余計な事はしないで

 

応援してくれている様が、他の地域と比べ物にならなくうれしいらしい。

 

そして、徳永氏が病気などの多数の苦難をおくってきたときに、

 

秋田での公演で勇気をもらったと語ってくれた。

 

おいらは、最初それは秋田における徳永氏の単なるショートークだと

 

思っていた。だが、徳永氏が来られなくなった2017年以降は

 

自ら各地に飛んでコンサートを見に行くしかなかった。

 

そして、徳永氏が言った意味が分かった。

 

演奏終了後、間を置くこともなくアンコールをおくっていた秋田県民に

 

対して他の地域では、ひと息ついた頃にパラパラと拍手が起こり、

 

数分かけて盛り上がりとなっていたのだ。

 

これが数年コンサートツアーで東京、埼玉などで見てきた光景だが、

 

秋田はやはり違うようだ。ただ、コロナ渦で見たくても見れなかった

 

2年間を経た、京都での公演では、熱唱に我を失って立ち尽くす

 

ファン以外の人間を見た。すさまじいと言うべく歌唱力に

 

「徳永英明すげえ」

 

という歓喜が起こっていた。

 

そう、徳永氏と秋田県民は共にリスペクトして、徳永氏にいつも最高

 

極限の歌唱を引き出していたのだ。

 

今回、ミルハスで歌っていただいて、来年からまたツアーが再開できる

 

ことを「夢」という曲に託して県民との二日目のコンサートに幕を引いた。