今から9年ほど前、2代目ワンコ黒柴のマオがこの世を去った。

 

まだ9歳という年齢だったが、柴犬の最大の難病と言われる

 

腸炎にかかってしまった。

 

マオの前のワンコはシェルティーのトム。人間大好きだが

 

犬嫌いという性格。マオは逆に犬大好き、人間は基本家族のみで

 

真逆な性格となる。マオはメスなのですがオス犬にも人気があり

 

近づいて来ようとするが一喝でオス犬を傘下に置く(笑)

 

他にワンコに吠え掛かるワンコでもマオを見ると可愛い、付き合って

 

とばかりに大人しくなったものだ。

 

そんなマオが散歩コースにしている道に、多種多様のワンコを

 

飼っている人達がすれ違いざまに挨拶をするようになる。

 

一番驚きだったのが、ワンコが散歩していると糞の始末をちゃんと

 

したか確かめるおばちゃんがいて、いつもうるさい位に監視してきた。

 

嫌だなと思ったそのおばちゃんが、なんとワンコを飼い始めた。

 

すると人が変わったかのように寛容になった。

 

その上、そのおばちゃんの家の前でワンコを戯れさせる時間帯が

 

発生し、いつしかワンコの憩いの場となった。

 

そのおばちゃんはいつも喉焼けした声で話すので、通称ガラガラ

 

おばさん(笑)マオはガラガラおばさんの飼うワンコ クーちゃんより

 

かなり年上のワンコになるが、クーちゃんと仲が良かった。同じメス

 

だからか、クーちゃんがミニチュアダックスで小さかったからか。

 

同じ頃にガラガラおばさんの所へミニチュアダックスのあやこが現れる。

 

人が撫でると一瞬でお腹を出して甘える可愛いワンコだ。

 

そして、唯一の黒柴仲間、くらまくんが居た。くらまくんは柴犬とは

 

思えないほどの足の長さで、性格は大人しかった。マオが好きだったが

 

マオはそうでもないようでくらまくんにも一喝していた。

 

そんなワンコネットワークが出来て色々なワンコが出入りするようになったが、

 

マオがいち早く病気で脱落する。おいらたちはワンコの居ない生活に耐えられず

 

すぐにシェルティーのトーマを迎い入れる。トーマをワンコネットワークに

 

連れて行くとすぐに仲間に入れてもらえた。見た目は犬にとっても人間に

 

とってもイケメンに見えるらしく、ワンコネットワークに新しく入った

 

トイプードルのフー君、ジャムちゃんのフー君に目の敵にされて吠えられた(笑)

 

飼い主さん曰く、ジャムちゃんを取られないか心配しているようだと。

 

そんなこんなで数年は先輩後輩が逆転したワンコネットワークが続いたが、

 

ガラガラおばさんが病死され、クーちゃんは知り合いの男性が引き取り、

 

ワンコネットワークの集まる場所が消えた。そしてコロナで何となく人と

 

会わないように過ごしていたわけだが、その途中で、黒柴のくらまくんが

 

居なくなり、コーギーのランちゃん、ちわわのさちこが天へ旅立った。

 

そして、知らない間にまだまだ若いはずのミニチュアダックスのあやこまで

 

病気で3月には居なくなっていたことを他のネットワークの人に聞いた。

 

ワンコの寿命は10年ちょっと、その間に色々変わってしまってさみしい限りだ。

 

普段はあまり固有のワンコ名を書かないようにしているが、ワンコの名前を

 

忘れぬように記録しておこうと思った。

 

トーマは9歳だが未だに車を見ると吠えて追いかけようとする。3歳で

 

ワンコの性格が決まるというので何とか治したかったが、結局死ぬまで

 

治らないかもしれないが、トムと同じ15歳までは生きて欲しいものだ。