新車が出る度に欲しいなあと思う一方、
この車があれば一生乗り続けたいと思う車もある。
男には車という最大のロマンがあるが、
その時の経済面で買っても維持できなかったり
格好良く乗ろうと峠や高速で突き刺さったりで
失うこともあるだろう。
最近のレストア動画を見ると、どう見ても鉄くずという
ものまで、新しく鉄板を創作して昔の形を再現しようとする
かなりな人も見受けられる。
そうした場合、どこまでが車なのか、どこで車でなくなる
のかがわからない。つまり、GT-Rという車が好きで
もう土に還ろうとしているものを復元してエンジンを
どこからか探してきて乗せて奇麗に仕上げるといった行為は
その車はGT-Rなのか?それともGT-Rのような形をした
別の車ではないのかという疑問が起きる。
おいらはフェアレディーZが好きだが一度も乗ったことがない。
子供の頃に発売されたころには買えるわけもなく、大人になった
今でも買えるかもしれないけど、税金やガソリン代などで
維持できない可能性が高い。
だが、今出ているコンパクトカーは子供の頃のZより優れた面が
多い。だが、なぜZが好きなのかと言えばそのスタイルだと言える。
だが、中古で買ったとしてそれを維持するのにありとあらゆる部品を
交換しながらいつもどこか壊れる可能性を持った車を所有して
それで幸せなのかとも思うこともある。
つまり、車とは動いて当たり前でいつでも好きなところに行けることが
絶対なのに対して旧車はお年寄りを労わるように、いつもコンディションを
整えてあげないといけないという柵が出る。それは、耐えられることなのか。
自問自答と葛藤しながら買うべきか欲しいと思うだけにするのかと
思いがひしめき合う。
その答えは半分子供が出した。子供は中古でMINIを乗り、2年半でエンジンに
不調をきたして廃車。その後格安の軽自動車を足にしつつ、クラウン
マジェスタを購入した。保険だけは手伝ったが、本体は自分で貯金したもので
全て賄った。どうしても乗ってみたいという気持ちが仕事への意欲と
行動力を後押しした。
おいらもそういう気持ちはあるが、今の車のローンを完済した後に
足となる車と今の形で一番好きなZ34という形を検討してみようかな。
とりあえず2年乗るつもりで。ただ、今スポーツカー人気で
通常より割高なので落ち着くまで様子見をしようと思うが、
エンジン車が販売終了する前に何かしらのエンジン車を手に入れたい。
まあ、数年先の計画だが。