最近は若者の車離れが進んでいるという。
しかし、一方では平成元年以来のスポーツモデルの
車が大人気で高価で売買されているという。
トヨタの誇るカローラとスプリンター。そのスポーツモデルの
中で唯一無二と言われるのが通称ハチロク。
おいらはその存在を平成3年まで知らなかった。世の中には
フェアレディZやスープラ、スカイラインにセリカなどの
有名なスポーツモデルが存在する。その中にハチロクとは
何ぞやとしばらくわからなかった。
平成であっているかわからなくなったので西暦に直すと、
1991年に就職して、横浜に住んでいる頃、その周辺に住む
友人がスカイライン(7th)を中古だが買って隣に乗せてくれた。
地元で有名な峠があるということでドライブすることに。
時期は冬場で、友人は無謀にもスパイクタイヤ(当時はまだOK)を
履いておらず、峠の中腹にて登るのを断念したが、降りる時が
半端なく怖い。ブレーキを踏むと滑って進むし、かと言って
踏まないわけにもいかない。その頃のおいらはまだ免許を持って
おらず、隣であたふたするだけ。
そんな時に峠ではハチロクなるものが猛スピードで動き回り
あらぬ向きで進んでいる。これがドリフトというものだと当時は
まだ理解できない。
その頃の無謀な運転はハチロクという車で腕を磨いているということは
その後の漫画のイニシャルDまでわからなかった。
おいらはあくまでも時速300KMを超えるというスポーツカーの方が
心に響いていた時代。
今となってはハチロクがドリフトの楽しみと運転テクニックを極める
為の名車として認識できるが、その頃はカローラやスプリンターの
スポーツモデルなんて恥ずかしいとさえ思っていた。
時代が変わって86という車が出てきたときにはハチロクのパクリか
オマージュかと思ったが、そうではなく本格的に造りこんだスポーツ
モデルだった。
おいらは走りが下手なので今更スポーツモデルで走り回りたいとは
思わないが、そういう車がスーパーカーみたいな値段で売られない
日本とはすごい国だと思う。
誰でも何とか頑張ればいつかは手に入る価格帯が日本車の
良い所。そして壊れにくいという最大のメリット。
おいらが目指す車は、年を経ても乗り続けて人に迷惑をかけない
マニュアルで軽自動車の分類に落ち着くつもりだが、その前に
色々乗りたい。
旧車が高騰する中、昔の車ばかりが人気なのかと思いきや
各社で現代のスポーツモデルをどんどんと投入してきたようだ。
ダイハツのミライースにスポーツモデルが出る可能性とスズキでは
アルトの新型とラパンのスポーツモデルも予定されているらしい。
その他、普通車でもテコ入れでスポーツバージョンがどんどん
出る予定のようだ。
おいらは日産大好きなので、日産と三菱の開発したパジェロミニの
後継が、日産ではデイズのSUVモデルとして出るのが待ち遠しい。
原型がデイズを基本とした設計でスズキのジムニーほどには
及ばなくても広い室内でSUVが楽しめるのは気になる。
2021年年末から2022年にかけて新車がどんどん出てくることで
選択肢が増えることはうれしい限りだ。