おいらは韓国製品を使った事はないが

 

かつて世界で3位まで売り上げたLGが

 

スマホ事業を撤退するというニュースに驚いた。

 

日本のスマートホンがAPPLEとサムスンに駆逐され

 

ソニー、パナソニック、東芝、CASIO、NEC、三菱、

 

富士通といった大手の家電を生み出してきた企業が

 

大敗し、ほとんどが消えていった。

 

今でも日本勢はソニー、シャープ、富士通といった

 

企業が世界シェアではほとんどその他大勢に

 

なっているのにそれなりに売り続けている。

 

LGがなぜ、世界シェアから落ちたと言え、撤退に

 

至るのか不思議だ。中国企業にシェアを奪われて

 

いるのは多くの企業も同じなのにLGには体力が

 

残されていないのか。

 

韓国製品のことは詳しくないが、サムスンなら

 

ギャラクシー、ASUSなら禅フォン、ソニーはエクスペリア

 

といったブランド名がある。しかしLGには記憶に残る

 

ブランド名がない。そのせいなのか、ただ安いだけの

 

ブランドがない企業と判断されたのだろうか。

 

どのブランドにも愛着を持つ人もいる。そのブランドの

 

最新モデルを狙って買い待ちしている人もいる。

 

京セラはトルクが最も有名だが、グラティーナとか

 

DIGNOというブランドもある。そうしたブランドは、どの機能が

 

強いかを棲み分けしている。こうした棲み分けは買いたい時の

 

自分に合った商品を選びやすい。

 

ソニーも迷走して何をしたいのかわからなかったが、最近は

 

一眼レフのカメラのような方向性を持ち、自分好みの写真を

 

撮れるようにブランドイメージを移行している。

 

このように何を売りたいかを決めて、何が欲しいかをユーザーに

 

照らし合わせていく販売が最近のスマホの進化だと思う。

 

IPHONEが最初に始めた、ガラケーのように何でもできるけど

 

携帯会社のコンセプトのまま全員が同じじゃなく、個性を活かした

 

自分だけのスマートホンという考え方が新鮮だった。

 

アプリを自由に選んで自分だけのスマホになって、他の人とは違う

 

という楽しみが受けた。

 

それだけでなく、ガラケー勢がすぐに同じものを作れると思ったが

 

実際は先に進んでいて、同じことをしたら全く動かない携帯になり

 

3,4年は進歩していた。あえて、ガラケーに似せないで、ワンセグも

 

おさいふも防水すらつけずに売り出した。

 

その後は、何年もかけて結局ガラケーと同じ機能になって

 

皆同じスマホになった。最近では二つ折りにまでなろうとしている。

 

 

多分、その一種の業種から見ると一位であっても全体的に

 

色々な面で業績を上げている企業が弱い部分を補助して

 

延命につながるのだろう。ソニーがカメラ然り、シャープが液晶然りで

 

一方向から見るよりも全体から見るとLGは体力がなかったのだろう。

 

だとすれば、ソニーもシャープも他の業種でかなり力を持って

 

いるんだろうねえ。中国の新興企業はどこにそんな力をもって

 

大手と対抗い得る力を持ったんだろう。