この数年、温暖だと言われ雪もあまり降らなかった。

 

ところが今年は去年まで忘れていた分の雪を

 

全てお届けしますとばかりに降ってくる。

 

天気図はよくわからないが、寒気が極端に強い時は

 

雪となるが、そうでもない時は大雨として降ってくるのが

 

今年の特徴だ。

 

一日に降る雪の量が予想ををはるかに超えると

 

人はあっけに取られて雪かきが遅くなる。

 

ある程度慣れてくると、一気に除雪を開始するので、

 

車道は混乱することもなく交通は滞ってない。

 

だが、一度量が多くなると、小道の雪は置き去りにされ、

 

車の車輪で真ん中に雪が残る。これが、溶けて凍ってと

 

繰り返すうちに車の底を擦る怖い氷の塊となる。

 

おいらの車は以前5年間乗ったコンパクトーの

 

スポーツバージョンで見た目はエアロパーツが

 

施されているが、車高はそれほど低くないはずだ。

 

それにも関わらず、その小道を走るだけで

 

真ん中の何かの金属がガリ、ゴリ、カーンとか音を出す。

 

とても心臓が圧迫される生きた心地のしない音だ。

 

通常よりも速度を落として、歩くくらいで通過するが

 

音は続く。今年ほどジムニーを欲した年はない(笑)

 

ジムニーでなくても車高の高い車なら底をつかないのだろうが

 

乗用車と呼ばれる分類を買う者にとってSUVとか特殊な車両は

 

高くて手が出ない。この雪道だけ何とか乗り切れれば

 

おいらのスポーツタイプの乗用車でも十分楽しめるのだが。

 

因みに子供の車は見た目がかなり低い車高なのに

 

意外にガリガリ言わない。10年以上前の中古車だが1600CCで

 

パワフルでもある。エンジン車なので雪場は強い。

 

今年の大雪で、ハイブリッド車や最新の機能を搭載した車の

 

弱点を見つけた。

 

まず、ハイブリッド車は常にエンジンを燃やしているわけでないので

 

外気が低すぎると常にエンジンを燃やそうとして通常以上に

 

燃費が悪化する。ガソリン車はある程度温まると、1000回転以下に

 

回転を落として静かに駆動している。ハイブリッドは充電や

 

フロントガラスの曇り止めなど頻繁にエンジンを駆使する。

 

また、照明の明るさをより明るくしたLEDライトは熱をあまり出さないので

 

走行中にどんどん氷つく。

 

そして、周囲との衝突を回避するためのセンサーが何にでも反応して

 

本当の障害物や危険を感知しきれなくなり、常に鳴るようになる。

 

センサー周りが雪などで凍り付くともう全く使い物にならない。

 

 

このように最新の機能であるが故の弱点が出てきた。

 

今後改善されていくだろうが、冬場は昔ながらのエンジンの方が

 

熱効率もよく、ハロゲンライトは熱で雪を解かす効果もある。

 

センサーはうるさいが自分の勘を頼りにセンサーは補助的な感覚がいい。

 

ジムニーでもハイグレードはライトにLEDと洗浄機能がついているようだが

 

極寒だと凍るらしい。やはりハロゲンの一番安いタイプがいいのだろうか。

 

夏場と冬場でほしい機能が変わるので、その辺の機能をどう重視するかで

 

車選びも変わりそうだ。