9年前に東日本大震災が起き、物資が市場から消えた。

 

ガソリンが底をつき、給油したくても出来ない状態がしばらく続き、

 

東北の太平洋側を中心として流通が乱れた。

 

1ヶ月程度で物流は普通に戻ったと思うが、災害用品は

 

品薄で、充電式の電池に切り替えていたおいらは

 

毎月少しづつ備蓄していった。

 

今回もコロナウィルスが物流を直撃した。道路の破損や鉄道の

 

交通網のトラブルではなく、人そのものが移動できない状態。

 

世界的にこの事態が広まっているせいか、航空機が飛ばないせいか

 

原油が下がりまくって、昔の水準まで下落している。

 

日本はかつてこのような混乱を乗り越え、現在まで来たが、

 

世界では、このような災害的動乱はほとんど経験していないだろう。

 

物流は巨大倉庫から大企業の倉庫までの流通だったのが、

 

AMAZONの登場以来、巨大倉庫から各家々に切り替わり、

 

それを維持する運送業がパニックに陥った。

 

ネット社会が本格化して、スーパーでも商品をネット注文、配送に

 

切り替えたがっていた矢先、コロナで結構需要が出来たようだ。

 

このコロナが収束するころ、世界で日本がどのように買い占めを回避して

 

物流が活発になったかを検証する時が来るだろう。

 

一般人が動けなくても働く人は最低限動くのだから原油さえ安ければ、

 

ガソリン代が安く済み、物流業界は結局のところ懐が温かくなる。

 

今分っている所で、コロナは密閉した空間に多くの人が集まると感染リスクが

 

高いという事なので、空間が解放されて閑散とした場所で行動すると

 

ウィルス感染しない可能性が高い。仕事の仕方次第で、感染リスクは低く

 

うまく立ち回れるという事。

 

東日本大震災の時は、道路が寸断されたり、原子炉がメルトダウンしたりと

 

物理的に行動が制限されていたが、人込みにならない場所なら行動できると

 

お墨付きおもらったようなものだ。

 

東京ならちょっと人の居ない場所は難しいが、地方の田舎なんて、そもそも

 

人が居ないのだから人込みに行かないで自由な行動がとれるという事。

 

ま、そう考えると楽ではあるが、案外同じことを考えて、同じような場所に

 

人が集まるかもしれないのは、人の心理なのでしょうがないとあきらめよう。