YOUTUBEで70年代から90年代の家電のCM集を
紹介しているが、そのころの家電はまさかこの会社が
と思うようなメーカーまで商品を出していた。
おいらが子供のころに欲しかった商品や見たことも
ないCMだが、今見ると欲しいと思うような商品が
たくさんあった。そのころは、皆同じ方向を向いて、
その技術を競い合っていたような気がする。
ウォークマンは有名だが、それに対抗した商品が
結構あったのには驚く。むしろ今ならウォークマンより
人気が出そうな発想の商品もいっぱいあった。
今も昔も小さくて持ち運びができることはいいと思われて
いるようで、VHSのビデオを各部屋に持ち運べたり、
ビデオ本体より大きいビデオカメラをもって、小型化された
ビデオ本体を肩から下げて撮影しに行くスタイルなど、
今見れば、絶対無理だってと思うシーンもある。
良くも悪くも発想の自由さが商品化されたような時代。
今は、どこもお堅く失敗すれば会社が傾くと思っているのか
後出しの上に、全然勝負しない商品が多い。
パソコンの市場を牛耳った時代、出てくる商品は皆同じレベルで
前型モデルにほんの少しの機能追加で売り続けて、
本当に欲しい能力を求めると、うん十万円の値段が付く商売だった。
それに嫌気がさして、自作パソコンに切り替えたが、時代が変わって
国産メーカーも消え去り、海外製が安く手に入るようになったため
自作パーツで、優位性がなくなり国産の安いノートパソコンに落ち着いた。
国産と言っても会社名だけだろうが、一応抑えるポイントが国産ぽいので
そこを愛用しているが。
国内の電化製品の衰えは、発想力の低下と、それを支える会社の体制が
全く気力を失ったことじゃないかな。こんな商品が欲しいという
理想が消えて、これなら売れるだろうという商品しか見えない。
これ誰が買うんだろうと思うような突拍子もない商品を世に送り出して
あえてヒット商品が生まれると思う。
昔のシャープはそんなところがずば抜けていたが。
おいらが心躍るような商品はまた生まれるのかな。