ここずっとお袋様が寝込んだり、起きてきてもあまり歩けなかったりと

 

老いは少しづつ進行しております。

 

87にもなればしょうがないとも言える。

 

物覚えも少し心配で、ボタンを押すだけの携帯電話も使えなくなった。

 

現在、ガラケーでシンプルスマホにしようかと思ったこともあるが

 

そういうレベルではない程、認識が薄れている。

 

ただ、リモコンやその他の物は何となくわかるようで、ガラケーも

 

時計として使っている。おいらは携帯電話が普及した頃から

 

お袋には連絡用で持たせていた。

 

ホワイトプランが出る前までは、お高かったので3ヶ月通話できる

 

プリペイド式から使っている。ホワイトプランのおかげで月2千円も

 

あれば安心できる状態になって、ここからはおいらの趣味で

 

最新式を買ったらお古をお袋に回すといった使い方もした。

 

近年は、耳が遠くなったので聞き取りやすいガラケーを選んで

 

渡していたが、3G終了の知らせが来たので、ドコモの金色の

 

ガラケーにして持たせていた。この頃ついに使い方が

 

わからないと言い出し、123のボタンにおいらと嫁さんと子供の

 

番号を設定してポストイットでかける順番を指示した。

 

耳が聞こえないので、一方的に用件を言う使い方だったが、

 

最近は全く使わなくなった。本当に時間を見るだけの使用で

 

必要がなくなった。

 

 

そこで、プライドを傷つけないようにガラケーぐらいの大きさで

 

文字の大きい目覚まし時計を買ってみた。電池を入れて

 

プレゼントすると不思議そうにしながらも喜んだ。

 

すると、これ要らなくなるねとガラケーを渡してきた。

 

あ、やっぱりガラケーを時計だと思っている。

 

ま、十数年携帯を渡していたし、一人で遠出しなくなったから

 

お役御免かな。

 

ちょいと複雑な思いをしていたが、嫁さんが後から

 

お母さんが、あれないと連絡できないねえって言ってたけど

 

いつも一緒にいるから大丈夫でしょって言ったら納得した。

 

ガラケーは、MNP専用の実験用第3の回線となる。