今の時代、パソコンってピンからキリがあって
やりたいことの違いで、パソコンを自由に選べる
良い時代。
WINDOWS95が世に出た時、何がそんなに
すごいのかよくわからなかった。
会社で横文字のコンピューターを見ながら
何書いているかわからなかった時代、
会社にはルポがあった。東芝のワードプロセッサ。
それを覚えるので精いっぱいで、パソコンは
中学生の時に父に破壊されたSHARP X1という
マイコンのみの経験。
別の会社に行くと、WINDOWS95があって、一太郎と
LOTAS123というソフトがあった。
今でいう、WORDとEXCELの日本版である。
一太郎はバージョンアップしてワープロに近い
変換能力があったが、何にせよ、プリンターが貧弱で
インクリボンを用いた旧式で、印字が特に遅い。
文字を拡大して看板に貼っても字がかくかくで読みづらく
ぼやけた色合いとなる。
そんな時代を過ごして、自分で買ったのがWINDOWS98
搭載の富士通FM-Vデスクトップ。
ここから写真などの資産が増えていく。
まだ、デジカメもあまりなく、スキャナーで読み込みながら
画像を保存していく。プリンターはセイコーのインクジェット。
これでもう写真屋は要らないと言われた時代の始まりで、
実際は読み込み時間が遅すぎて仕事にならない。
父の友人にマック使いのデザイナーがいて、お店の
看板やその他のデザインを作ってくれて、それを覚えたての
編集方法で加工して色々作った。
デザイナーは昔からマック使いが多かったが、WINDOWSで
技術を学んだおいらには、今更変更できなかった。
マシンのスペックを強化しようとして、基盤を折って
修理代3万とか、痛い思い出もある。
そこで、家電屋店頭で展示しているノートパソコンを格安で
手に入れるもHDDがすぐにダメになって、数台おしゃか。
もったいないからと自作に変更。自作1号機は、自作という名の
パソコン屋さんに組んでもらった。2号機、3号機と自分で組み、
嫁さんなどに配り、我が家は一人一台時代を迎える。
しかしその頃にもパソコンの不調が度々あり、外付けHDDに
全てのデーターを保存して、パソコンの中をいつもクリアに
するが、その度にデーターがどこに行ったか分からない事案が発生。
そして近年、パソコンも安くなり、スマホやタブレットも普及したので
今までしまい込んでいたデーターを整頓してみた。
外付けHDDも250GB → 750GB → 2TBと
どんどん巨大化しているが、2TBに900GBほど保存している。
昔、DVDをリッピングしたものや数々のデーター。音楽は編集
してないので同じ曲が何曲もあって、ファイルを重ねると同じだとわかって
置き換えするようにして削除。
そのデーターたちは紛れもなくおいらのパソコンの歴史。
パソコンは変ってもその時代に使ったデーターたち。
ふと、その時代が頭の中を駆け抜けていく。
おいらがいなくなる時は、一緒に消さないといけないね。