おいらの愛犬は1歳半ほどの男の子。

3代目となる。初代と同じ犬種だが、

吼えるとうるさい牧羊犬。

吼えるのが仕事なワンコに吼えるなと

言うのだからワンコも切ないだろう。

頭のいいワンコのはずだが、何かの

きっかけで間違って覚えたことを律儀に

続ける。

余程悪いことをしない限り怒らないように

しているが、命に関わる危険な行為には

本気で怒っている。



そんなワンコだが、吼え癖を抑える方法として

いつもいる場所で吼えたらおいらたちの寝床に

置いてあるゲージに強制収用。

体が本来より大きくなりすぎて、余裕を見て

買ったゲージが狭い感じに。

しかしワンコは狭いところに丸くなって寝るので

ほんの少しの時間ならそれでもOK。


ワンコの吼えるポイントは金属音。特に米を

とぐ時に使う鉄のボウルが嫌いらしく、仕舞って

ある扉を開いただけで、大騒ぎとなる。

甲高い声で吼えると、こっちの声が聞こえない。

あまりにひどいときは対抗して、大きな音を立てて

威嚇して黙らせるが、米をとぎに戻るとまた

吼えるので、埒が明かない。


そこで2階に行くよと告げて抱っこしてゲージに

入れられる。1年も繰り返していると、ゲージに

入りたくないときは、小声で文句を言いながら

吼えないように耐えているが、やっぱり最後に吼えて

ゲージ行き。


最近は、米をとぐ時に最初から2階に連れて行き、

おいらたちの部屋の中で自由に遊んでいる。

ただし甘えっこなので、必ず構ってもらえるように

わざといたずらをする。

一番多いのが靴下を何処からか引っ張り出して

ハミハミしている。別にこだわりはないくせに

「あー、やめてー」と人間が騒ぐのが楽しいらしい。

取り返すときも「ウー」とか威嚇されたことは一度も

ない。ただ遊んで欲しいようだ。


そんなおいらも愛犬以上にいたずら好きなので、

ワンコにいつもちょっかいを出す。おいらの手と足は

ワンコのおもちゃのようになって、いつも甘ガミされて

ペロッとされる。

今回新しくおいらのいたずら道具となったのが、嫁さんの

カチューシャ。髪を団子にした状態でもガバっと挟める

クリップの大きな形をしたタイプ。

その挟み具合がかなり強いので、動物の歯を連想させる

つくり。ちょうど、ワンコが「ウー」と牙をむき出した

ように見えるので、それを使ってガウガウと、おいらが

声を発し、ワンコの鼻先をがぶりと噛ませるように

襲い掛かる。

!!!!!

一瞬ひるんだワンコは、何が起きたのか理解するまで数秒、

その後大興奮でカチューシャと対決。基本怖いので

わんわんと吼えながら部屋の中を猛スピードで駆け回り、

カチューシャの前に来てはワンワンと威嚇。

おいらも負けずにカチューシャで「ガウー」と攻撃。

慌ててワンコ走り去る。


そんな遊びを繰り返していたら、昨日ついにワンコが反撃。

カチューシャに飛びついて奪おうとした。

おいらがカチューシャを上に上げるとそこを狙って飛びついて

ワンコの腕にある爪がおいらの肘を引っかいた。

おいらあまりの痛さに意気消沈。


ワンコの勝ちで幕を閉じたのであった(笑)



でもそれは、カチューシャじゃなくてバレッタだよと

嫁さんに言われた・・・・・・(^_^.)