千葉県船橋市の音楽教室オーブです。


今日は長年疑問だったことを考察して結論が出そうなので

忘れないように書こうと思います。


私は勝手に信頼している教材があります。

それはドレミ楽譜出版社から出ている

リトミックを応用したソルフェージュ1〜5巻です。


この本を使用するきっかけはリトミック研修からです。そして長年この本で指揮を指導してきました。


私は大きな勘違いをしていました。

指揮はシンプルなものが1番と大学の指揮法で学び、

ソルフェージュの本やリトミックでも直線で説明がされていました。


でもそれはあくまで指揮の骨組みであることを忘れてはいけなかったのです。


例えば声楽のレッスンで呼吸法を学びますが、

それはあくまで発声の骨組みであります。

肉をつけ、皮膚をつけ、服を着て、髪を整えてから、舞台に立つ姿になります。


そのことをすっかりと消し去っていました。


つまり何が言いたいかというと、

指揮は直線の骨組みに、

曲線のニュアンスが加わった演奏であることであります。

また、音楽はまる、であり、

丸い音、丸い声、が大前提であることが大切ということを忘れてはならないそうです。


直線のまま耳に届く音は、

攻撃的であり、

音価が潰れて聞こえる、

(特に八分音符)

ということになります。


↑このシンプルなことが長年手薄になっていました。


音価が正確に取れていることは

基本中の基本であるのは間違いありません。

でもその先の丸い音楽がなければ、

多くの雑音に紛れて聞こえない音楽になってしまうのですね。


だから学校の音楽の教科書になっている指揮の形は

曲線

なのかもしれません。


以上なぜ学校で習う指揮が曲線なのか、

考察でした。


音楽教室オーブ