真実… | Aprikos blogg

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色々ありますが、それでも前を向いて生きようとしているMtFな私の天然ブログです。

こんばんは。(^^)

今夜のクロ現+、アメリカで今起こっている報道の真偽についてがテーマのようです。

情報の信用性とは…これはかなり難しく、頭の痛い問題です。

何故なら、報道を聞く側は基本的に受け身であり、その情報の真偽を確かめる術がとても限られてしまうからなのです。

ちょっと前に話題になりました「まとめサイト」の問題もそうですよね。正しい情報と間違った情報がごっちゃ混ぜに掲載されて(著作権問題はちょっと脇に置きまして(^^;; )、何を信じて良いやら訳がわからなくなって…

で、結局、自分にとって都合の良さそうなものだけを「真実」と捉えてその情報を使う。

これって、以外にも誰もがハマりやすい罠だったりします。

こういう情報の信用性を揺るがす事態というのは昔からありまして、例えば、報道関係で最高峰の賞であるピュリッツァー賞として知られているピュリッツァーさんも若い頃、部数獲得のために流したとあるスキャンダルのせいで、アメリカとスペインの間で戦争が起こった事がありますし(参照:イエロージャーナリズム)、

関東大震災の時には、間違った噂のせいで、多くの在日朝鮮人の方々が、犠牲にもなっていますし、

太平洋戦争中はもう、大政翼賛会と、当時の軍部にとって都合のよい報道ばかり流されて、

ただの宴会写真を、政治転覆の企みの為の結成写真だとでっち上げて、幾人かの新聞記者や出版関係者を獄中死させたり(参照:横浜事件)…

私の知る限りでも、物凄い数に上り、それこそ枚挙にいとまがありません。

そういえば、BCLの神様と言われた故.山田耕嗣さんの書かれた本の中で、太平洋戦争末期の頃のお父さんのエピソードに、ラジオから流れる大本営放送の内容を信じて、日本が勝っていると思っていたのに、実際は空襲で逃げ惑う現実に当惑し、「信じてたのに…」と、呟かれた姿が記されていて、それが大変私の心に今も残っています。

真実と虚構とが交錯する時、私たちは得体の知れない何者かに試されているのかも知れません。薔薇色の未来の扉を開けるのか、それとも…

阿鼻叫喚の地獄絵図だけはもう勘弁です。


ヒマワリあぷりこっと