賞味期限 | Aprikos blogg

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色々ありますが、それでも前を向いて生きようとしているMtFな私の天然ブログです。

こんばんは。

SMAP解散の報を受けて、未だに信じられない思いにいるアプリコットです。

それにしましても、SMAP、本当に凄いアイドルグループでした。

初期のアルバムから、参加アーティストの豪華さと、完成度の高さは、それまでのアイドルのアルバムとは一線を画すものでした。

勿論、松田聖子さんに、松任谷由実さんが(呉田軽穂)名義で楽曲提供をしていたり、竹内まりあさんが、故・岡田久美子さんや中森明菜さんに楽曲提供をしていたりしていますので、さほど驚かれはしないかもしれませんが、彼女たちとの一番の違いは、以前、ブログにも書きましたが、第一線の海外ジャズミュージシャンなどをバックに歌っていたこと。

そして、そのクオリティーをずっと保ち続けただけでなく、常に進化させてきたこと。

更に、これが一番大事なことですが、その後のアイドルやミュージシャン達に影響を与えてきたこと。本当に凄いと思います。

他にも、色々ありますが、その辺りは私よりも濃いファンの方々や、メディア関係の方々にお任せいたしまして…A(^^;;

やはり、最も凄いのは、アイドルとして、25年以上も第一線で活躍されたことだと思います。

ご存知の方々もいらっしゃると思いますが、これはロックの世界で言われていたことですが、ミュージシャンは30歳までに寿命が来る…なんて、そんな伝説が信じられていた時代がありました。

まぁ、恐らくですが、ジミ・ヘンドリックス(27歳)や、ジャニス・ジョプリン(27歳)、マーク・ボラン(30歳)など、若くしてお亡くなりになられた方々が多かったですし、新人ミュージシャンが次々に台頭し、流行もめまぐるしく変化するなど、そういった状況から生み出された伝説なのでしょうけど、そう決めつけられてしまった当のミュージシャン達にとっては、何とも迷惑な伝説だったであろうことは、想像に難くありません。

で、アイドルも同じく賞味期限が勝手に決められていた時代があり、30歳を迎えるまでに解散か、引退か、俳優業などへの転職が当たり前に思われていた時代がありました。

しかし、その常識を打ち破ったのがSMAPでした。

40歳を超えても、アイドルとして君臨するなんて、今までの常識ではありえないことでした。

そして、それは、アイドルというものの在り方や、第一線で立ち続ける意味を世に問い、年配のファンには勇気を、若いファンには憧れを抱かせ続けてきたと思うんです。

そういった意味で本当に大きな存在だったと、私はそう感じています。

しかし、女性アイドルに対しては、何故か未だに賞味期限を勝手に決めつけられることが多いような…何故?

そのSMAPも今年いっぱい…本当に寂しいです。

個人のご活躍も応援致します。でも、寂しい…

でも、ファンがこれでは…前を向いて、未来に向かって進みたいと思っています。


あぷりこっと