不信…(--;; | Aprikos blogg

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色々ありますが、それでも前を向いて生きようとしているMtFな私の天然ブログです。

こんばんは。(^^)

今回のタイトル、かなり重め。(^^;;


安保法案、可決報道が流れた途端、諸外国はやはり予想していた通り、大きな反応を見せていましたね。

中国は、この法案が採決されたことで、更なる軍備増強を図ろうとしていますし…(--;;

国会議員の人達は、自分たちの行っていることが、そのまま外交になっていることに気づいていらっしゃるのでしょうか?謎です。(--;;

そもそも、日本国民を守るために必要とか言いながら、結局同盟国と一緒に武器を持つという主旨に変化していっていまして、思いっきりそれで必要だとか言われましても困るわけでして。

それでは、国民の信を問うために選挙を!と、行けばいのですが、ここにもまた落とし穴が待っている訳でして。

都市部の方々はあまり知らないかも知れませんが、地方では、強力な有権者はやはりお年寄りの方々でして、しかもその(投票に行く)人口割合が多かったりします。

そして、そのお年寄りの人達は、二世・三世議員の人達の親世代からの支持者が多く、それが強力な地盤になっています。ですので、よほどのことが無い限り、別の人に投票などと言う事がありえない訳で、これが、地方の若い人の意見が通りにくい理由の一つとなっています。

更に、彼ら地盤を抱えている政治家たちは、かなり巧妙な戦略も打ってきます。もしも、今が選挙戦だったとしたらと仮定しますと、恐らくですが、安保法案に関してではなく、TPP問題を持ち出してくるはずです。だって、地方では多くが農業をやられている方々ばかりですし、農家の人にとっては、日々の暮らしに大きく響いてくるTPP問題の方がよっぽど切実です。ともすれば大局すぎて、難解な安保問題よりも、身近で分かりやすい貿易自由化の問題に重心が自然に偏っていくでしょうし、選挙民としましては、そちらでの成果を出すと約束される方に投票したくなる心理が働くでしょうし、ねぇ。A(--;;

そのような状況が想定される事もありまして、若い人たちの間にも、「どうせ選挙に行ったって変わらないし…」という諦めムードも漂ってしまい、更に絶望的です。

ええ、お家では、安保法案に関して賛否両論戦わせたりして、関心を持っているのですよ。でも、いざとなると、裏切るのです。まさに二枚舌。(--;; まぁ、投票理由は誰しも自由ですから、責められませんが。

二枚舌といえば、米国もそうですよね。人権問題に関して、国連の場では経済制裁などを持ち出してくるのに、サウジアラビアなど大変な人権無視な国に対してはスルー。これは、軍事面、石油資源面など、国益が絡んできている上に、国としては比較的仲がいいからだったりなのですが、やはりどう見てもダブルスタンダード。

国家にとって、国益が大事なのであって、友情などはない。だから二枚舌でも三枚舌でも何でもありなのかも知れません。(--;;

首相が今力を入れている経済問題についても、うまくいかないのは、例え、日銀が今のまま国債を買い続けても、銀行はそのお金を貸そうとしませんし、また、バブル崩壊後の低迷を経験している企業にしましても、借金を抱えるリスクを冒してまでも事業拡大等は行いたくないでしょうし、個人にしましても、いつ会社にリストラされるか分からない不安定な状況で、30年以上のローンを組んでまでマイホームを持ちたくはないですし、結婚・育児にも不安がありますから、なかなか踏み切れない。

つまりは、皆不信に思っていて、そのおかげで本来流動化するはずのお金が動かない。誰も未来を、人を信用できていないのですよね、結局。こまったものです。A(--;;

国会議員さんには本当は、このような不安や心配事を払拭できる、そのようなお仕事をしていただきたいのですが、今回のような議論もそこそこの強行採決。独善的な憲法解釈などをされますと、益々不信感が募ります。

そして、目先の利益を優先して、若い人の意見を力で押しつぶすお年寄りに対して敵対心を抱き、不信の目を向けるのも、否めない事だと思います。ですが、お年寄りの多くは、かつての安保闘争や学生運動が、失敗していった過程を見てきてますので、恐らく、今回の国会前のデモも、単なるファッションと、冷ややかな目で見ているのかも知れません。そうではないと、もっと私達が声を上げていかないと、お年寄りの中の不信感を払拭出来ないのかも知れません。

と、そのようなことをずっと考えていたら、今回、私の中で、タイトルにもなりました、「不信」というキーワードが出てきた次第なのでした。

…もっと、お互い信用できる社会になったいいのですが…


あぷりこっと