久しぶりの投稿です
NHKスペシャルを見ていました
母方の祖父は少年飛行兵でした
(自ら志願したのか周囲の勧めで志願したのかは不明)
東南アジアなど海外で軍用機の操縦をしていたそうです
いずれは特攻隊の可能性もありました
しかし、敗戦間際に除隊となります
理由はマラリア感染
マラリアも大変過酷だったそうですが、戦死は免れ、祖父は生き延びました
戦後、日本航空創立準備事務所から、操縦士にどうかと声がかかりましたが辞退します
飛行機が嫌というわけではなく、旅行の時は利用していましたし、毎年どこかで開催される飛行兵の同窓会にも飛行機に乗って参加していました
故郷で県職員としての生活が確立していましたし、
何より従軍を思い出すので飛行機の操縦はもうしたくなかったのです
祖父から戦争でいろいろな場所に行ったことを聞き、子供の頃の私は
「おじいちゃん、海外にたくさん行ってるんだねーすごいね!」
と、思い起こせば愚かなことを言ってしまいました
祖父は
「あーっはははっ!そうかぁー?」
と笑って返してくれましたけど、おじいちゃん、ごめんなさい
大人の人達には変わり者のじいさんと言われていたようですが、多くの動物を飼い、犬と一緒に山へ狩猟に行ったり、いらぬ骨董品をしょっちゅう買ってしまい祖母に怒られるなど、孫の私にとってはとても興味深い祖父として人生を全うしました(たぶん)
人生万事塞翁が馬