さだまさしコンサート 「予感」 | 緋色の日々是好日

緋色の日々是好日

JRT(ジャックラッセルテリア)のマイロとアビィと緋色の絵日記です。

毎日の出来事を書いています。

今年の夫からの誕生日のプレゼントはコンサートチケットでした。

休暇の金曜はるばる県庁所在地までさだまさしのコンサートに行ってきました。


コンサート曲のラインナップはそのタイトルになっていた新しいCDの予感に収録されたものが中心でした、忘れちゃっているものもあるかと思いますが、思い出せる範囲で記録しておこうと思います。


それにしても午前中に行った宇宙戦艦ヤマトの映画も、このコンサートも、ホント平均年齢高い!

加齢臭い充満だったんじゃないかな?(笑)


主人公
案山子
異邦人
桐の花
北の国から
秋桜
つくだ煮の小魚
静夜思
予感
思い出暮らし
その橋を渡る時
献灯会
精霊流し
セロ弾きのゴーシュ
薔薇園
天然色の化石
修二会

アンコール 片恋


オープニング曲は主人公!
この曲、私にとって誰のどんな歌より一番大事な曲です。

どうにも居心地の悪いクラッシック、

なじめなかったジャズ(これらはトラウマと言っても良いほどです)

私の中でふるい落としたのか拾い上げたのか、

結局現在好きだと思えるものはこういうジャンルのものばかりです。


基本気楽な性格なのにね・・・。



思い出にまつわるもの、

特に青年期に起こった出来事は、そのシーンのイメージが強すぎて脳裏に焼きつでます、

おそらく一生引きずるのかもしれません。

「主人公」の歌詞はいつも私を叱咤激励してくれます。

それが重荷というか辛い時もあるけど・・・、ね。


案山子
これも懐かしいです。
オープニングの二曲を終え、

「この2曲を歌ったことで今回の意気込みやテーマは伝わったと思います」

というようなことを言われました。


そうなのね、今日はこれ系のコンサートなのね・・・。



桐の花
カステラに季節があるとは知りませんでした。
カステラの厚みと言われればおそらく皆さんアレぐらいって思うでしょう?なんていわれて私もそうね、アレぐらいって指を広げましたた。
カステラの季節、それは桐の花の季節なのですね、

なぜそうか。さだまさし流の解説がおもしろかったです。

カステラの厚みは世界基準んんですと。


北の国から


「好きな歌は?」と問われてもそれは答えられない。

自分の中のベストの歌が出来ないからまだまだ作り続けているのだと思う。

しかし「自信のある詩は?」と問われた時はこの曲を・・・、と言って歌った曲です。


ラ~とかン~とかしかない曲で笑いがもれました。
野球の日本ハムが応援に使ってくれているそうで、あのテンポはねえ、とも言っていました。


つくだ煮の小魚


安岡章太郎さんや井伏鱒二さんの話、

とてもすばらしい人たちに良くしてもらった若い頃の話をしてくれました、
安岡さんに「井伏先生の詩に曲を付けたいとさだが言っているがいいですよね」と

頼んでいないのに勝手に紹介され、井伏さんは気軽にいいよと言ってくれた。


でもなかなか歌に出来なくてやっとやっと・・・。

何十年もかかったが未だに詩を理解できているかどうかわからないけどと歌ってくれました。



精霊流し
昨年お父様がなくなられて、その思い出をかたるさだまさしさん。

お父様は、戦争で最前線に行っても死ななかった。

そこで幸運を全て使ってしまったような人生だった。

優秀な息子がいたので晩年は幸せだった(笑)


父親の借金を息子である自分が稼いで払っていたんだ、

佐賀のがばいばあちゃんにならって、

さだのやばいじいちゃんってタイトルで本を出そうと思う、

父親が使ったお金を少しは回収しなきゃ、なんて言っていた(笑)


修二会
  光明皇后1250年御遠忌 慶讃奉納行事 さだまさし東大寺コンサート
  (奈良・東大寺大仏殿前野外特設舞台)


バンドは全てアコースティック、

ピアノ、フルート、チェロ、ストリングベース、マリンバ(和太鼓)

これはさだまさしバンドなのでしょうね。


夫は打楽器の担当が何でもやるねと驚いていました。

でもパーカッションはそういうものですよね。

なのでそれには私は驚かないのだけど和太鼓だけは別格でした。


東大寺コンサートもその方は活躍されたんでしょうね。迫力があってすばらしかったです。


それぞれの曲はこのように楽しいMCがついていました。全部書くのはむりです。
休みなしの一人コンサート、3時間近くではたくさんの歌を歌ってくれました。



歌としては明るいアップテンポの良いものは少なくて、今回は生と死、命などのテーマだったようです。
お父様の話、お寺の住職が脳腫瘍でなくなられるまでの話。

みな精一杯生きていったんだよと。



新しいアルバムからはたくさんの曲が歌われたので予習しておいて良かったと言った夫。
行きの車でエンドレスで聞かせ続けたんです。
タイトルのコンサートですからね、そりゃ当然ではありましょうや。


アンコールは今回のCD曲の一つ「片恋」でした。


ジャケットと同じ大きな桜の花がバックに投影されていて美しかったです。
知らない歌が全くなくて、私はもともと特定の方のファンにはならないのですが、

おそらく一番多くの歌を知っている歌手がさだまさしさんです・・・。

それでも本当の意味でのファンだと言えないのはなぜなんでしょうね?
心無い人間で申し訳ない限りです。



夫は私の一番大事な曲が主人公だって知らなかったんだって。
常日頃何でも知っている風なところがしゃくにさわっていたけど、

へへへ、そういうこともあるのですね。
でもなぜ大事かは教えてあげないよ(ジャン)

とにかく楽しい夜でした。


夫にさだまさしさんのコンサートだったらまたいつ行ってもいいと言うとまんざらでもない風。

まんまと喜ばせてやったぜって感じかな?


今日は一日中エンドレスで曲が頭の中で鳴っています。

心地よい響きです。