こんにちわ。

今回読んだ本はこちら。


綾辻行人さんの『黒猫館の殺人』。

綾辻さんの館シリーズ第6作目です。

最初の『十角館の殺人』に衝撃を受けて
すっかり館シリーズの虜になりました。


あらすじ(Amazonより引用)

6つめの「館」への御招待──
自分が何者なのか調べてほしい。
推理作家鹿谷門実に会いたいと 
手紙を送ってきた老人はそう訴えた。
手がかりとして渡された「手記」には
彼が遭遇した奇怪な殺人事件が綴られていた。
しかも事件が起きたその屋敷とは
あの建築家中村青司の手になるものだった。
惨劇に潜む真相は。


読者の先入観を巧みに使った叙述トリックでした。

でも今回の伏線はちょっと分かりやすかったです。

最大の謎である館の秘密までは気づけなかったのですが、
天生博士の秘密には自力で気付くことができました。

『あれ、これはもしかして…?』と気付いてから
読み進めていくうちにどんどん伏線が
回収されていくのはなんとも気持ちいいですね!

ただやっぱり一筋縄ではいかないのが綾辻ミステリー。

最大の謎は最後まで気付けず、
『くぅ〜、やられた〜』という気分でした。


それにしても中村青司という建築家は
ホントに変わり者というか突拍子もない人ですね。

よくそんな館を思いつくなぁと感心してしまいます。



さて、この『黒猫館の殺人』まで読んできての
個人的な館シリーズランキングですが、

1番はやはり最初の衝撃が忘れられない『十角館の殺人』ですね。
どうしてもあのたった一行の衝撃が忘れられません。

2番目が僅差で『時計館の殺人』です。


次の第7作目は『暗黒館の殺人』といって、
なんと全4巻です!

なかなかヘビーですね。。


ということで、一旦休憩として
別の小説を読むことにしました。

その感想はまた後日。


でわでわ*