こんばんは。
いつも閲覧ありがとうございます。
心理カウンセラー、フラワーエッセンス花療法士のYasumin
です。
今日は、地元の氏神様で
太々神楽祭というお祭りがありました。
神社の境内には、
県指定の天然記念物である
樹齢２００年の藤があり、
４月下旬が見頃になります。
その藤の花を愛でるため
お神楽のご奉納もあり、
風に乗ってお神楽さんの
にぎやかな囃子が聞こえてくると、
いつも風流雅な気持ちになります。
藤の木は、生命力が強く
昔から
藤棚を作ると病気になるとか、
藤棚をくぐると精気を取られる、
などと言われてきました。
一方、
蕾はすべて咲き
種はすべて芽を出すといわれ、
上品な色と香りからも
縁起の良い花
神を招く依代として
古代から人々に愛されてきました。
万葉集にも
藤を扱った歌が多くありますし、
藤のつるから作られる「藤布」は
縄文時代からの歴史があるそうです。
地球服で有名なデザイナー、
佐藤卯三郎さんによると
衣服には、
草木のエッセンスを通して
自然のエネルギーと繋がったり
魔除けをしたり
体を守るという役割がある
とのことです。
古代から日本人が着ていた
「麻」と同じように
日本原産である藤にも
特別な神聖な力があったことが想像できます。
「古事記」でも、
出石乙女（イヅシオトメ）のお話に
「藤布」と藤の花が出てきます。
◇ ◇ ◇ ◇
現在の兵庫県豊岡市の地である
出石の神、
天之日矛（アメノヒボコ）の娘で
「出石乙女（イヅシオトメ）」
という美しい女神がありました。
秋の神である「秋山の下氷壮夫（シタビオトコ）」と
春の神である「春山の霞壮夫（カスミオトコ）」の
二人の兄弟が心惹かれ、
求婚するにあたり賭けをします。
先に断られた兄神は、
「もし出石乙女（イヅシオトメ）がお前の求婚を受けたら、
衣服と酒と、山河でとれるすべての食べ物を与えよう」
と、弟神に言います。
そこで弟神は母神に相談します。
母神は藤の蔓をとって衣を織り、
弟神に着せます。
同じ藤で弓矢も作ります。
すると、不思議なことに、
服からも弓矢からも花が咲くではありませんか。
その弓矢を厠においておくと、
それを奇瑞とみなした出石乙女（イヅシオトメ）が心を開き
弟神は求愛に成功します。
ところが兄神は、
面白くなくなってしまい
約束のものを弟神にあげません。
そこで再び母神が介入して
竹を使った呪いをかけます。
すると兄神は病気になってしまい、
８年後にやっと回復しました。
というお話です。
◇ ◇ ◇ ◇
兄弟の争い云々は置いておくとして、
「春の神様」が
「花の女神」
の助けを借りて、プロポーズを成功させる
恋と繁殖の
この藤の季節にぴったりのお話だな、
と思います。
と同時に、
藤のもつ
生命力の強さや
艶やかさを
良く表している、と思いました。
エネルギー的には藤の花は、
霊的成長を助ける
執着を和らげる
意思を強める
集中力を高める
エネルギーを高める
自信を深める
セクシャリティの問題を助ける
と言われています。
皆さまはどう感じますか？
写真からもエネルギーは感じ取れますが、
このGW、藤の名所にお出かけになった際には
ぜひ古代からの藤のエネルギーを感じてみてください。
◇ ◇ ◇ ◇
花や植物は、
母なる自然からもらった
最もパワフルで素晴らしい
癒やしのひとつです。
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