No.725
今日もいいお天気でした。
明日は雨の予報ですね。
【九十歳美しく生きる 金美齢】
今日は一冊の本をご紹介します。
タイトルは『九十歳美しく生きる』
著者は金美齢(きんびれい)さんです。
1934年、台湾生まれ。
日本統治時代に生まれ、中学一年生のときに統治者が日本から中華民国に変わる。
25歳の時に早稲田大学に留学。
30歳で中華民国のブラックリストに載り、31年間パスポートなしで暮らす。
75歳で日本国籍を取得。
私はテレビで拝見し、歯に絹着せぬ物言いと、親日反中のコメントに爽快感を覚え、以前からファンでしたが、この本を読んで益々ファンになりました。
美齢さんは冒頭に
「喜びをかみしめ、怒りにうちふるえ、哀しみを乗り越え、楽しみを見いだす。喜怒哀楽の数が人生を美しく磨きあげる。年齢の重ね方のヒントになれば、とここで私の経験を開陳する次第なのである」とのこと。
・自分の磨き方
・家族観、子育て観
・エレガントなケンカの仕方
・思考と言語の関係
・日本国の素晴らしさ
・老いて気品が備わる歳の重ね方
がとても学びになりました。
全部書きたいところですが、ネタバレになるので少しだけご紹介すると、
《わが家の子育てルール》
①大人のほうが子供より偉い。子供も要望は聴くが最終的判断は、責任を負う親がする。
人間は平等だが、立場の違いがあることを子供に教えないといけない。「子供の目線まで降りる」のではなく、大人は子供に自立した人間の「生き方」を見せ、子供は大人の目線の高さまで成長させる。
②働かざる者食うべからず。
これは社会のルールの基本。娘と息子が小学校に上がるとき、子供たちに朝ご飯は自分で用意して食べてゆくように教えた。私は子どもたちのために、夜遅くまで働いているのだから、朝寝坊しても当たり前。
③母語・日本語を大切にする。
子供の頃に基礎となる母語の能力を鍛えることは、思考を鍛えること。言語レベルは思考のレベルと比例する。一つの言語を母語として完璧に習得させ、大切にすることは、子供たちを独り立ちできる大人に育てる上で欠くことのできない基本。母語が未熟な幼い時代から英語を教えるのは、思考能力の低く、アイデンティティを持たない日本人を育てる可能性もある。
《美しく齢を重ねるということ》
美しく齢を重ねるということは決して困難なことではない。人との出会いを喜び、怒りを活力に変えて、哀しみを糧に、暮らしの中でささやかな楽しみを見つける。そして自分の行く道をぶれずに前へ前へと進む中で重ねる普通の努力、普通の勤勉さ、普通の忍耐、普通の誠実さが、人を少しずつ磨き鍛え、老いてもなお、人が美しいと感じる気品が備わるのだと思う。
ご紹介はここまでとさせていただきます。
現在84歳の金美齢さん、今後益々のご活躍と、磨きがかかるエレガントさ、厳しくも愛に溢れたコメントをこれからも楽しみにしています。
ご興味を持たれた方は是非ご一読ください。
いつも「すぎてつ日記」を読んでいただきありがとうございます。

