そろそろ1年。
長男は、子どもたちの中で
唯一夫の最期に立ち会えた。
ICUだったので、中学生以下は
病室に入れなかったから。
いっぱい夫に生前声掛けをしてくれた。
霊安室から夫が先に病室から運ばれた。
夫を乗せた車を見送りながら
「タバコ吸うなよ!やっと飲めるけど飲みすぎるなよ!好きなラーメンたくさん食べなよ!」
と声をかけていた
霊安室にはいるまで、夫が死んだことがきっと意味がわからなかったムスメ。
1年間会えなかったのだから、仕方ない。
霊安室で横たわる夫を見て、かたまり後ろに一步下がり、触れると
「つめたい…」
と一言。
「もう動かない?」
と聞くので頷くと
目からポロポロ涙が溢れて霊安室では泣いていた。
が
納棺式の時には…
「どんな化粧するの?」
や
「口紅つける?」
等々…
笑顔で質問攻め。パパの顔や腕を触りまくり
次男と、
硬直しているはずなのに、身体に水が溜まりすぎてプニプニしていた足の裏を
ずっと触っているという…
そして
火葬のときには
骨の説明をしてくれるのを
最初は静かに聞いていた4兄妹だったのですが
「これはどこの骨?」
「じゃあこれは?」
「歯が全部ないパパ歯抜け」
と…
(火葬で歯を全て残すのは難しいらしい)
やっぱり…質問攻め
1年という節目には
やっぱり
いろいろ思いだすもんです。