間質性肺炎で肺移植をし、

その後肝硬変で肝移植をした夫の

闘病記です。

移植病院医師からは、初めての症例と言われた程、稀な病気の経過を辿りました。

 

苦しい闘病生活だけではなく

出来なくても

最期まで生きることと

楽しもむことを目標としていた夫と

同じ病気のかたの

参考になればと思っています。




この時期に夫は

肺移植から退院しました。

4月1日に仕事病休に入り(寝たきりでも、休み休み在宅で仕事をさせてくださった会社には感謝してもしきれません)

4月2日に肺移植の連絡がくるという…





すごいすごい恵まれたタイミングびっくり






移植のときには

家の前に停めてもらったタクシーに

息を整え、休みながら支えながら10分かけて乗り込み




退院時には

自分の足で酸素なく

軽い荷物を持ち、歩いて

帰るという

魔法のような手術。



ありがたいことです。




夫は、ずっと感謝していました。

どなたかのおかげで息ができる幸せを。




退院した足で

すき焼き屋さんでごはんを食べました。



夫は涙ぐんでいました。

食べられること。

また家に戻れること。

生きていけること。

他にもあったかもしれません。

わたしは想像することしかできません。





幸せって

気づかないけど

この何気ない每日なんだと

夫と夫の病気が教えてくれました。



わたしは、夫に感謝しています。




何気ない日常に感謝。