子どもが早く寝てしまい

静かな時間が持てました。

 

夫の病気と向き合って、一つだけ思ったことがあります。

今、まさに病気と戦っている方もこのブログを見て頂いていると思います。

 

このことを思ったのはきっと

こんなに治療して頑張っているのに何で報われないんだろうという家族の

思いからで

決して病気と戦っている人を否定しているわけではありません。

不快に感じる方もいるかもしれません。

 

 

 

JINというドラマの言葉「歴史の修正力」

ある時からこの言葉が頭の片隅にあり、消えずにいました。

何で思い出したのか…

ふと頭の中に浮かんだのです。

 

夫は間質性肺炎を患い、ギリギリのところで両肺移植ができました。

夫も家族もとても喜びましたしリハビリをしたら明るい未来が待っていると感じていました。

 

しばらくすると肺は順調なのに、筋肉が弱いのか歩けないということが起こりました。

最初は、寝たきりの期間が長かったからね!と誰もがそう思っていました。

それにしても筋肉がつかなすぎる…

それどころか、見るからに細くプニプニになってきている…

大学病院の脳神経科に回され…

嚥下もしずらくなりました。むせるようになり、柔らかいものを好むようになりました。

その先生の見解は「腰の筋肉や大きな筋肉がなくなってきている、早老症のたぐいではないか」と。

結局テロメアを調べられるところが名古屋だか京都だかの大学しかないと言われ

調べたら問題はなかったのですが…

原因不明

 

その後、肝臓に以上が見つかり

肺に水が溜まり

ドレーンで水を抜く→良くなる

 

お腹に水が溜まる→先生が治療をする→収まる

足が浮腫む→治療をする

腎臓が悪くなる→透析をする

血圧が下がる→点滴をする

脳梗塞になる

 

ひとつ治療をすると何個も悪いところが見つかる

その原因は全て不明

 

まるで神様がいるなら、「あなたは生きてはいけないよ」と言われているような感覚。

死ぬはずの人が生きてしまったのだからという

修正力が働いているような感覚。

うまく説明ができないのですが。

 

どうせなら

生きる方に修正してくれればいいのに

 

お葬式で、

神父様のありがたいお話も

聖歌も

手の甲をつねりながら

十字架を睨んでいました。

 

なんだか、ものすごく腹が立ちました。

たくさん色んな神様に祈ったのにと。

 

ふと

そんなことを思い出しました。