今日は遺影の話。

 

お葬式を頼むとすぐに写真を用意しておいてと言われます。

本当にすぐにです。私はデータで送りましたが…

なかなかこの作業キツイです。

亡くなってすぐに思い出をあさる作業ですから。この頃はまだ元気だったのに…なんでやっぱり思っちゃうんです。
 

夫の遺影は、8〜9年前のものです。

 

間質性肺炎が見つかった時、最初は過敏性肺炎に限りなく近いと診断を受けました。

その為、N95という鳥のくちばしのようなマスクを付けて生活をしていました。

本当にいっときも外さず…

カビも駄目だからと、お風呂まで付けて…

 

なので、ある程度元気だった時の夫の写真は全て顔半分がマスクで覆われています。

 

酸素吸入が始まってしまうと

めっきり写真が減り…

どこにも出かけられる状態でもなかったので

とても遺影には向かない写真だらけで

 

オフェブを服薬し体重減少が甚だしく

肺移植時は細すぎて…

本人も嫌だろうなぁと思うと

遡って8〜9年でした。

 

なので

なんだか

異様に若いです。

 

私との釣り合いがとれていないのですが

少しでも元気な姿でいた方が、家族も本人もきっと良いだろうということで

私が決めました。喪主特権です。

夫はきっと死んだ後の写真なんてなんでもいいよ!というような気もしますが…

 

私はこれから毎年遺影写真の候補を終活ノートと共に置いておきます。

まだ43ですが、残された家族が困らないために。