夫は1年ほど入院をしていました。

家に帰りたいと思っていた夫。

だから夫の遺骨は、家に一緒にいます。

 

無宗教の我が家。

義母さんがキリスト教の為、亡くなる直前に急遽キリスト教徒になった夫。

だから遺骨には十字架が。

葬儀はドタバタしたものの心のこもった良いものになったので、わたしとしては結果満足です。

きっと夫も苦笑いしていることだと思います。

 

話はそれましたが…

そんなこんなで夫は家にいます。かなりの存在感で。

遺影と遺骨をみんなが見えるように1階の床の間に場所を作りました。

 

夫に会いにみんなが来てくれ、線香を頂たくこともあるので

線香立ても仲間に加わりました。

どこで覚えたのか末娘が、謎の念仏を唱えるようになり

朝晩は線香を、時に念仏を、時に十字を…と

よろずの神に見守られ、夫は我が家で過ごしております。

 

子どもたちは、それぞれ夫の死を受け入れつつあるようです。

遺影を持って各部屋を移動したり、家族でどこかへ出かけるときには一緒に連れて行ったりしています。

この間は、夫の遺骨の前に柿ピーが置いてあり、三男が食べかけの柿ピーを供えていました。

末娘はハチミツパンを…

 

やっぱり夫は苦笑いをしていると思います。

 

なんだかんだで幸せだと思います。