去年出た新しいサンスクリット文法書を買いました。
Amazonでも評価が高い本です。
マントラやヨーガのアーサナの名前などに興味がある方なら、
サンスクリットを学ぶと「そういうことだったんだ?!」という感動があって面白いですよ。
<原典研究に必要な基本文法の理解と確認のために、
初心者でも着実かつ体系的に習得できるよう、
より実用的にした、インド学・仏教学を学ぶ人必携の書。
― 帯より>
もとは1916年刊行の萩原雲来『実習梵語学』の新訂版。
サンスクリット語だからこそ、
100年前の文法書が現代にも十分通用するのでしょうね。
でも100年前のままではなく、
歴史的仮名づかいや明治時代の文語体を現代文に改めたり、
内容の増補や逆に縮小した章もあって、
特に「名称詞造語法」「動詞造語法」「不変化詞」の章は
これまでの文法書よりもはるかに詳しくわかりやすく書かれています。
「原典研究に必要な~」なんて書いてあると、
初心者には難しいんじゃ?
と思われそうですが、それはゴールであって
入り口としてもわかりやすいと思います。
全体的にもフォントや字間のバランスがよくて本文が見やすい、
表形式が分かりやすい、つまり、取っつきやすい印象です。
巻末には、自分で書き込むための空欄の表まで。
(コピーして使う)
私も教えている方には、文法の表を
ルーズリーフや京大式カードなどに書いて
自分専用のノートを作るように指示しています。
しかも、さらに詳しい文法書、
辻直四郎『サンスクリット文法書』(岩波書店)の
対応ページまで載っています。
すごい丁寧な作り。
あ~、自分を反省…
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追記
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