前立腺が肥大化すると、尿道が圧迫されて狭くなりますので、おしっこが出にくくなったり、おしっこの出る量が少なくなります。
そのため、おしっこを終えるまでに時間がかかったり、尿の勢いが弱くなります。
また、おしっこが全部出きらない場合が多いために、おしっこの後も残尿感が残ったり、すぐに尿意を催すようになります。
尿切れが悪くなるため、おしっこの後に尿漏れを起こして下着が濡れてしまう事もあります。
夜中は、寝ている間もトイレに行きたくなるため、何度も目が覚めてしまうようになる事があります。
また、尿が溜まったままになると、膀胱や尿道に炎症や腫れが起こるため、排尿時や射精時に痛みが生じる場合があります。
前立腺肥大症によって前立腺液の分泌量が極端に少なくなると、射精液の栄養分や抗菌力が低下するため、妊娠しにくい精液になると言われています。
前立腺の肥大化が進み、症状が重くなると、尿閉と言い、尿が全く出なくなり、膀胱内圧によって常に尿が少量ずつ漏れ出るようになります。
このような状態になると、腎不全などの腎機能に重度の障害を引き起こすようになりますので、早急な治療が必要になります。
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