フレームを使った写真の撮り方★
おひさしぶりの「プロスモール写真講座」のお時間です![]()
さて、今回のテーマは「フレームを使った写真の撮り方」です。
簡単そうで、とっても難しいテクニック伺って参りました♪
―写真を撮る時、両手で四角を作って景色を切り取る仕草って、
フレーム取りし ているんですよね?
カメラマンの方はよく屋外の撮影の時にやってますが…。
「そうです、あの仕草にはちゃんと意味があるんですよ」
―ただ、カッコイイから、じゃないと(笑)。
「まぁ、必ず見られるわかりやすい仕草ですから(笑)。
フレーム取りは、撮影 する前に写真を構成してみるためです。
実はあの要領で窓や木の枝など、
わざと前方にフレームのように仕立てて写真を構成したりすると
雰囲気のある写真が撮 れます。
前にフレームがあると奥行きの感覚が生まれ、
見る人は対象となってい るものの中心に注目するんです」
―その際の注意点は?
「前側の景色と奥の景色の両方にきちんとピントが合うように気をつけましょう。
ただし写真によっては前側の景色をぼんやり見せる事によって
奥の被写体がより強調される事もありますので
慣れてきたらいろいろ試すのも良いでしょうね」
―木の枝や建造物以外に前方に入れても良いのは何でしょう?
「前側の景色に人のシルエットを入れると、
写真を見ている人は被写体を見て いる人も見ているような第三者の目になり、
ただの風景写真にとどまらない物語性も生まれてきます」
―風景写真に雰囲気を出すのは、一般の人が撮ると難しいですものね。
「時には被写体を花で囲んだりしてカラフルな写真にするのもオススメですよ」
季節はもう、芸術の秋。
皆さんもいろいろなフレームを作って芸術的な作品を作ってみてくださいね☆