(彰人)現在時刻午前4時
(こはね)有象無象にもう飽き飽きだよ
(彰人)存在 形なんて
(こはね,彰人)もはやミュータントさ
(冬弥)白に黒に馴染めず
(杏)曖の昧な色して
(冬弥)息を吸って (杏)息を吐いて
(杏,冬弥)死んでるようなものだな
(ミク)実際音頼りに ぎりぎり生きていた
(こはね)もうどうなっていいんだって
(冬弥)恐れなんかは全くないって
(杏)沈む夕日が最後は地平に
(彰人)堕ちてゆくことだけ知ってる
(こはね,冬弥)それでもいい お前だけは
(ミク,こはね,冬弥)灰になって消えてくれ
(杏,彰人)静かに狂ったその姿に
(ミク,杏,彰人)呑み込まれてしまう前に
(こはね,冬弥)零でも果てでもない
無数の目 頭の中
(杏,彰人)ぐだぐだ うだうだ ああ うるせえな
(冬弥)人間なんて辞めちまえ
(杏)アダムとイヴが犯した罪の実
(冬弥)善も悪も同じ
(杏,冬弥)つくりものなんだよ
(彰人)後ろの正面で
(こはね)誰か教えてくれたんだ
(こはね,彰人)何者にもなりたかった
(ミク)何者にもなれないから
(杏)本当はもう気づいている
(彰人)許される日がこないことなんて
(こはね)咲いた花弁が最期は地上に
(冬弥)堕ち塵になって風に舞ってく
(杏,彰人)それでもいい お前だけは
(ミク,杏,彰人)哀に犯され消えてくれ
(こはね,冬弥)偽り纏ったその笑顔に
(ミク,こはね,冬弥)呑み込まれてしまう前に
(杏,彰人)色即是空(しきそくぜくう) の世
無数の手 頭の中
(こはね,冬弥)ぐだぐだ うだうだ
ああ うるせえな
(彰人,冬弥)孤独抱え
期待なんてされなかった少年
(こはね,杏)裏切られて傷を負った
未成熟な少女も
(ミク)あぁそうか 僕のことだったね
(こはね,彰人)君も僕で君も僕
(杏,冬弥)一人には戻れないんだよ
(ミク)笑ってみせてくれ
(こはね)それでもいい お前だけは
(彰人)青さに溺れて消えてくれ
(冬弥)悲しみに満ちたその瞳に
(杏)呑み込まれてしまう前に
(杏,彰人)零で割れ世界を
(こはね,冬弥)嗄れた唄 口ずさんで
(ミク)フィナーレの音が鳴り響いてる
(全員)最期の日
僕によく似たお前の生きた証を
奪って壊して祈って 焼(く) べるよ
今日でもう終わりなんだ
灰に咲け 全てが朽ち果ててしまう前に
笑顔を浮かべてお辞儀をしましょう
きみがすきなうた ながれはじけた