朝。
穏やかな温もりと、落ち着く重さを左に感じる。
ん?
まだすっきりと目が覚めず、ぼんやりした頭で考える。
深呼吸すると
「んんー。」
と、伸びをした。
「おはよ。じゅんくん。よく眠れた?」
「ん、はよ。よく寝れたよー。久しぶりに朝までぐっすりだった。」
最近は、映画の撮影でホテル住まいだった。
昨日は、都内で別の撮影があって、そのままハルと一緒に住むマンションに帰ってきた。
このまま、月曜日の歌番組まで都内で撮影でや収録を済ませて、また映画の撮影にもどる。
昨日は、久しぶりにハルに会えたのに、疲れと安心からすぐ眠ってしまった。
「じゅんくん、朝何食べたい?」
ハルはいつもと変わらずに居てくれる。
「ハルの味噌汁と、あとはいつもので。」
「ふふ。嬉しい」
「なに?」
「いつものって。いつも一緒じゃないと言えない言葉だよね。」
そんなことで喜んでくれるハル。
朝だけど、昨日の夜の分、今から愛してもいいだろ。
「遅れちゃうよ」
と、ハル
「大丈夫。送ってく。」
「いつものメニュー出来ないよ?」
「それは残念だけど、明日もあるから。」
また、ハルが嬉しいと言った。
きっと、明日もあるからって言葉なんだろう。
ハルはちょっとの言葉で喜ぶ。
ま、オレもだけど。