➖2日目
「あ、やっほ〜」
『やっほ〜』
愛佳に出会って、3日目。
そんな風には思えないぐらい、愛佳との距離が縮まっている気がした。
『愛佳、運動出来そうなのに部活やってないの?』
「私はねぇ、先輩後輩〜とかそういう面倒なのが嫌いなの!だから部活はやりたくな〜い」
『ははっ、なにその理由』
まだ、愛佳がどんな人か、深くは知らないのに その理由を聞いて「愛佳らしい」なんて思ってしまう自分が居た。
『でも、愛佳が先輩だったら、きっといい先輩な気がするな〜』
「え〜でも私、年上の方が好きだよ?」
『いや、それは聞いてない』
「ははっ!理佐冷た!」
愛佳と笑って話せる、その時間が 本当に楽しくて、落ち込んでいる自分なんて どこかへ行ってしまう。
それに、話せば話すほど、愛佳のことを知りたい。と思ってしまう。
『愛佳はよくこの公園来てたの?』
「ん〜最近…来るようになった。存在は知ってたけどね!この公園、こんなに小さいし、遊具少ないし…いかにも誰も来ません!って感じしない?」
『うん、ていうか実際、誰も来ないよね。私たちがこうやって話してる間。』
「そうそう!でしょ?そこにさ、理佐が来たから、嘘だろ?って思った。子供じゃないし」
愛佳と目を合わせて笑う。
そんな公園で出会った、今こんな風に話してることが、不思議でしょうがない。
『愛佳はなんでこの公園に寄ったの?』
「なんでだろうね〜。なんとなく、真っ直ぐ家に帰りたくない日が続いてね?そういえばここに公園あったなぁって思って寄ってさ、ベンチに座ってたらなんだか妙におちついちゃって…」
『あ、私と理由一緒!私、家反対なんだけど、遠回りして帰りたくなって、そしたらこの公園見つけたの!』
「あはは!まじで?ってか理佐、変わってるって言われない?」
『え?…まあ、たまに言われるかも』
「だよね!理佐変わってるよ!こんな意味わかんないやつに、明日から来て!とか言われて、本当に来ちゃうし」
私も、なんでまたここに来たのか 分からない。
警戒してもおかしくないような出会いだったし。
だけど、愛佳に出会った次の日、またこの公園に来て、愛佳が居ることに ホッとした。
だって、愛佳が居ない可能性だって あったわけでしょ?
『自分でもよく分からないけど、明日も行こうって、自然と思ってた。本当に、愛佳がまた来るなんて、分からないのに』
「自分で言っておいて来ないほど、ヒドイ人間じゃないよ?」
『あはは!そういう意味じゃないけどさ!』
愛佳と話していると、過ぎる時間があっという間に感じる。
そして自然と、
「また明日ね」
と言って、お互い家路へと向かった。
--続--