短編:(理佐×由依)
由「理佐せん…あ…」
理「理佐、ね?」
後輩の由依と付き合い始めて、最初はなかなか 先輩呼び が抜けなかった由依。
今はそんなこともなくなり、 理佐 って呼び捨てされることに未だにドキドキする。
そんな由依と付き合って、明日で一カ月。
私の家に遊びにきたりもしてるけど、なんとなく、キスするのは早いのかな なんて…。
それに、由依はそういうことしたいって思うのかな?
あんまり、甘えてきたりはしない。
私にピタッとくっついて座ることはあっても、由依から抱きついてきたことってないな…。
由「理佐〜、りんごジュースあったっけ?」
理「この間買ったのが残ってるかも!持ってくるよ。」
そう、今日はお泊り。
お泊まりは初めてで、いつもよりドキドキする。
部屋に戻ると、ベッドの上で寝転がっている由依。
理「なんか眠そうだねぇ」
由「理佐の部屋落ち着くから眠くなる〜」
眠そうにしている由依が可愛くて、今すぐにでも抱きしめたくなる。
理「じゃあ歯磨いて寝よっか」
由「うん…」
ゆっくりと身体を起こした由依の手を引いて洗面所へと向かう。
こうやって、1日を好きな人と過ごせるってこんなに幸せなことなんだ。
部屋に戻ると、すぐに布団の上に寝転がる。
その隣に寝転がると、由依は私に抱きついてきた。
理「由依から抱きついてくるなんて、初めてじゃない?」
由「恥ずかしいもん…」
顔を隠すようにしている由依に、愛おしさが溢れて、私も由依のことを抱きしめる。
由「ねぇ…」
理「ん?」
由「キス…したい…」
思いもよらない言葉に、心臓の鼓動が早くなって、体温が上がるのを感じる。
だけど、嬉しくて、ゆっくりと由依の唇に、自分の唇を寄せると 恥ずかしそうに微笑む。
その姿に、気持ちが抑えられなくなった私は、また唇を寄せて、少しずつ深いキスをする。
由「っ…ん…」
上手く呼吸が出来なくて、少し苦しそうにする由依に気づいて、唇を離すと、
「理佐は慣れてるんだね」
ってちょっと不満そうにしている。
今日の由依は、いつもより素直で調子が狂う…。
理「私が慣れさせてあげる。」
由「なんか、ムカつく…(笑)」
そう言って、微笑んだ由依は、また私に抱きついてきて しばらくすると静かに寝息を立てていた。
こんなにも近くで感じる 好きな人のぬくもりは、本当に温かくて 幸せな気持ちを大きくしてくれる。
可愛くて、放っておけない由依。
この大切な存在を、手放したくないな…。
誰のところにも、行って欲しくない。
--終--