日本が世界に誇る芸術家「岡本太郎」さんの言葉を集めた本が出版され話題になっている。
もちろんご本人は後世に残ることを期待して言ったわけではないだろうけど、後世に残る作品を残した人の言葉は、やはり痛いところに突き刺さる。
例えば「自分らしさを求めるより人間らしさを求めよ」(細かい言い回しは間違ってるかも知れないが)という言葉。
人は「一人の人間である」にはその前に社会を構成する中の一人であるという自覚が必要だと思う。
日本人は、実はその事をよく分かっていて、だからこそ大きな災害の後も良い意味で自分を殺して身を粉にして働いて、復興を果たしてきたのだろう。
「ナンバーワンよりオンリーワン」もある意味では当たっているが(自分以外に自分という人間はいない事)、がむしゃらに頑張れば何かのナンバーワンにはなれるかも知れないが、オンリーワンになるのは凄く難しい。
オンリーワンになるには、色々犠牲にしなければならない時もあるだろう。
孤高の人と言えば聞こえは良いが孤立する恐れだってあるかも知れない。
オンリーワンになれた偉大なその芸術家には、その事がよく分かっていらっしゃったのだろう。
苦難な時ほど自分らしさより人間らしさが求められるに違いない。
オンリーワンな個人主義が通るのは、平和な時だけなのかも知れない。