急速なAI(人工知能)技術の発達によって、従来は人間が担ってきた仕事をAIがこなせるようになってきました。AIに仕事を奪われる業種も取り沙汰されてきております。私たち保険業界もご多分に漏れず、必要事項を入れると「あなたにピッタリな保険はこちらです」的な感じで提案・誘導してくれるようです。

 

では、本当にピッタリなんでしょうか?お客様の家族構成や年収、子供を大学まで行かせる予定、あと補償は大きく保険料は安い方がいい(ここは誰でもそうです(笑))など入力すると出てくるようなんですが、本当にその内容でいいのか?と疑問に思います。

例えば安い保険料で大きな補償を得ようとすると、どうしても保険(補償)期間は短く(10年とか60歳までとか)何もなければ掛け捨てになるわけです。且つそれ以降補償が必要であればまたその時の年齢で加入する必要があるのです(基本年齢を重ねると保険料は上がっていく)。逆に言うと安い保険料で大きな補償を買える掛け捨ての良いところもあるのですが、そっちに偏りすぎると良くないと思うんです。保険はバランスが大事です。

 

例えば「お客さ~ん今少し高くても一生補償がある方が安心に決まってまんがな、一生補償があって一生保険料が上がらないこのタイプを選ぶ方が長~い目で考えた時にはよろしおまっせ~」とAIが言ってくれたらいいんですが、お客様の要望は安くて大きな補償であればどうしても掛け捨ての提案になります。

 

お客様の感情に寄り添い、お客様が本当に求めていて必要なものはどんな保険か?

お客さまのことをわかっているからこそ提案できる部分もあるし、星の数ほどある保険商品の中から良い部分も悪い部分も伝えながら最適なものを一緒に考えていくというのは人間しかできないのではないでしょうか。

 

思いやりを持って接することはAI(人工知能)にはできません。

専門的な知識を持って、お客様の細かい要望にお応えできるのは私たちの方だと思っています。あらゆる仕事がAIに置き換えられても、活用こそすれ仕事を奪われる心配は無用です。

顧客本位の組織営業で、人にしかできない価値を生み出していきたいと思っております。

 

なんか今回、真面目にええこと言うたような気がする~(笑)