地中海沿岸の住宅は、夏の強い日差しを軽減するために白い壁と瓦屋根を取り入れる家が多いのが特徴です。地域的には、ポルトガルからスペイン、フランス、イタリア、バルカン半島の諸国にいたるまで、同じ傾向があります。

ただし、お住まいは住む人の個性を表しますので、必ずしも全ての住宅がこのパターンに当てはまるわけではありません。

このページではスペインの住宅を例にとって南欧風住宅の実際を見てみたいと思います。

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この住宅はアンダルシア自治州トロクスの保養地に建てられたお住まいです。スペインのバブルの時期にはこういったイメージの住宅がたくさん建てられました。白い外壁に素焼きの瓦屋根。外部も木を用いることで、白とオレンジ色(茶色)で統一しています。

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アンダルシア自治州ミハスのお住まいです。このお住まいもスペイン南部でよく見かける外観です。面白いの柱の形です。円形の柱の上に四角い柱頭が付いてさらにその上部が円形になっています。スペインは長くイスラム勢力の支配下にあったので、イスラム文化の影響が色濃く残っています。

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スペインでも古いお住まいは石造りのものも多いです。見えにくいかも知れませんが、軒先部分の瓦は3重になっていて、アクセントが付いています。軒先の瓦の重ね方が南部や北部などの地域ごとに決まっています。

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アンダルシア州、ジブラルタル海峡のすぐ近くの小さな村の住宅です。このお住まいは完全に白1色。ベランダの手すりまで白。こうしてみると、南欧風住宅の場合、外壁の色は単純になりますから、屋根瓦の選択がポイントになります。

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ここまで規模の大きい住宅はあまり見かけることがありませんが、規模の大きな家では1階の開口部を大きく取って、居間に開放感を持たせることもあります。パーティーなどの際には効果を発揮しそうです。

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ジブラルタル海峡の50kmほど北西に位置する小さな町のお住まいです。古い農家をリフォームした住宅です。個人的な好みの問題ですが、条件が揃うならこういった、こじんまりとしたシンプルな作りの平屋に住んでみたいものです。

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南欧で多いのは漆喰仕上げの外壁の家です。汚れやすい印象がありますが、漆喰壁は強アルカリ性を示しますので、カビや苔が生えにくい性質を持っています。このお住まいは黄色を採用しています。

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規模の大きな豪邸です。南欧では比較的複雑なデザインが好まれる傾向にあります。しかし、スペイン南部は比較的雨が少なく乾燥した気候ですので、日本でデザインを複雑にすると外壁が汚れる危険性が出てきますので、注意が必要です。 
>>外壁の汚れを防ぐ方法

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最近日本でも珍しくなくなった面格子付きの窓。ヨーロッパではスチール製のものが多いので国産サッシのものよりも細く、あっさりしています。もうひとつ、先端がカーブしてお洒落なものも多いですが、雨が多く、鉄が錆びやすい日本ではペンキ塗りなども手間がかかりそうです。

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スペインの住宅でよく見かけるのがパティオ。住宅の真ん中に中庭があります。実は有名な世界遺産のアルハンブラ宮殿の中庭もこの写真と同じような作りになっています。お住まいの持ち主が似せて設計したのかもしれません。

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南欧風住宅で一つのポイントになる屋根瓦。現地の屋根瓦はとってもきれいですがアップで見てみるとこんな感じです。昔の瓦は吸水率が高く苔が生えやすかったため、様々な色の苔が生えています。瓦自体のいろも変色しているため、紅葉したように見えます。最近ではこのように見えるようにデザインされた瓦も製品化されています。

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この写真の上の写真は焼いた時に赤くなる性質の泥を使った瓦ですが、この写真は焼くと白くなる泥を使った瓦です。こちらも苔が生えて変色していますが、現地の方たちは苔の生えた瓦をこよなく愛しています。

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南欧の方のお住まいでよく見かけるのがベランダに飾られた鉢植え。花がとってもきれいです。やはり住まいは日頃、どのように住まわれるかで表情が大きく変わると思います。

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庭にはたくさんの植木が植えられています。住む人の目を楽しませてくれますね。

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住宅には、夜の表情もあります。こんな感じでライトアップを試みても楽しいものですね。

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スペイン北部のガリシア州のお住まいです。ガリシア州にはカトリックの3大聖地、サンティアゴ・デ・コンポステーラもあり、南部地域とは大分建物の面影が変わってきます。石積みの作りが多くなってきます。

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この住宅もガリシア州にあります。1階部分は店舗です。3階は室内のベランダができていて、これがガリシア州ではよく見られます。"mirrandor"と言います。南部とは異なり、デザインが細かく、石造りの外壁部分と漆喰壁の部分に分かれていたり、3階のmirrandorの部分はサッシが入っていたりします。

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最近の住宅にはこんな感じの瓦を使ったりします。苔の生えた瓦屋根を再現しつつ、現代の住宅にも対応できるようにデザインされています。外壁に細かな色遣いをしたものを使うと個性がぶつかり合ってしまいますが、シンプルな色調のものであればバランスをとることができます。

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南欧風の住宅によく取り付けられている面格子と手すり。シンプルな外壁のアクセントになっています。

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車庫も母屋と同じ造りになっています。バランスも大事ですね。

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母屋の中央部に設けらTれたテラス。こうしたスペースがあるといろんな使い道があると思います。