prove LiFE.LLC 代表 山本新一

prove LiFE.LLC 代表 山本新一

合同会社prove LiFE代表
Beach & Cafe PROVE(直営)
Beach & Cafe NEiGHBOR(FC)
RUBBER TRAMP(フードトラックピザ屋)

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この国はどうしてこんなにも過保護なのか。

電車の案内一つとってもそう。

10秒置きに何らかのアナウンスが流れ、

「私たちは告知をしましたので、たとえお客様が乗り過ごしても悪くありません。」

と言わんばかりの行き過ぎた配慮。
とにかくうるさい。



そもそも、何か問題が起きた時にユーザー側がサービス提供側に対して、或いはそれを管理するお役所に対して全責任を被せる事が原因だ。

それ故、サービス提供側とお役所は臆病になり、クレームが起きないための最善努力、というよりかは、クレームが起きても自分が責められないための仕組みを作る。

ユーザー側が勝手に「お客様は神様だ」と勘違いをしてしまう。
この言葉は良い加減そろそろ抹消した方が良い。


これでは面白いサービス、思い切ったサービスは生まれるはずがない。

台風の後に波乗りをする事は、サーファーにとってはbig waveを掴む絶好の機会だ。
万一事故が起きたとしても、彼らは誰かのせいにする事は無い。

本来サービスもそうあるべきだ。
安全を確保すればするほど、サービスがつまらなくなる。

うちの子供が遊具で怪我をした。
学校側の監視はどうなっていたのか。
担任は何をしていたのか。
文部科学省はこの問題をどう捉えるのか。


学校側が、
「申し訳ございませんでした。」
と答えていては、
この国の学校や公園から「遊具」が無くなる日はそう遠くない。

もちろんサービス提供側や制作側は、ユーザーに対して、120%満足をしてもらえる努力が大前提だが。

「人のせいにしない」
まずはそこから始めるべきだ。
仕事のステージを、お金の軸で考えてみる。

そもそもお金とは、「ありがとう」との交換であり、その感謝を伝える一つのツールだ。

ならば、どれだけの人に「ありがとう」と思ってもらえているか、で自分の仕事のステージが分かる。

そのありがとうの大きさ「のみ」でステージを考えるとしたら、
僕が思うに、ステージは4つ。

●アマチュア
●セミプロ
●プロ
●一流

分け方としては、

●「自分を支えられない」のはアマチュア。

●「自分を支えられる」のはセミプロ。

●「自分と自分の周りを支えられる」のがプロ。

●「自分と自分の周りと、自分に関わりのない人を支えられる」のが一流。

だと思っている。


2015年5月がprove LiFEの初めての決算。
その決算の時に、1年の利益の1%は「偽善金」と称してどこかに募金をする事に決めている。
きっと「偽善」と言われるのが落ちなので、最初から「偽善金」という名前にした。
その1%の偽善金で一流になる事を望んでいる。

10年後には偽善金を10%に出来れば最高にかっこいいと思う。
そんな偽善に憧れる。



好きな事で飯を食いたい、と多くの人が願う。

皆が皆、好きな事だけをやって暮らして行ければ素晴らしい世の中になるだろう。

けれど、現実はなかなか厳しい。


特に最初は必ずどこかに妥協=我慢が生まれる。


妥協点、我慢所としては、

1、自分以外の誰かを金銭的に助ける事を諦め、一人で好きな事を続ける。
2、好きな事を今市場で必要とされているモノにカスタムし、make moneyをする。
3、好きな事をカスタムせず、寝る時間を省き、その時間に会社で働いてget moneyをする。

この3つの中のどれか1つが確実に必要になる。

因に僕は、
1を1年間やり、
6年前から1を選択する事が状況として出来なくなったので、
4年間3の方法をとり、
2年前、3から2へと移行した。

いずれかの我慢が余儀なくされるが、それを続けるという事は非常に大切だ。

そして、好きな事で飯を食って行きたい、と願っている人全てのネクストステージは、

★好きな事を今市場で必要とされているモノにカスタムをしなくても、市場がそれに反応し、make moneyをする事が出来る状態

であると思う。

2からネクストステージへは、非常に大きな変化が必要になる。
大きな変化には大きな傷が伴う。
その傷で全てが壊れてしまわないように、その時期にはある程度の体力が必要だ。
今は体力をつける必要がある。



いずれにせよ、自分が作り出すモノやサービスが本物である事が前提だ。
小さな飲食店をやっているだけなのに、
何故個人事業ではなくわざわざ法人設立をしたのか?

とよく聞かれる。

その回答としては、
僕がやりたい事は、

「日本の企業が夏休みを取る事であり、自分が夏休みを取る事ではない。」

からだ。

(もちろん全ての企業が夏休みを取る事は現実的に考えていない)

現代の日本の労働環境は、とにかく忙しい。
もちろん忙しく働く事は素晴らしい事だけれども、
太陽に浴びる時間や、風を感じる時間、
何も考えずぼけーっとする時間や本を読む時間、
映画を観る時間や友人達や恋人と共有する時間、
一人で遠くに行く時間。
そういった時間にこそ、自由と愛があり、幸福を感じる。

人間が本来求めているのは、幸福であり、成長ではない。

忙しい毎日で成長をし続けていては、幸福を感じる時間すらない。

そんな時間をこの国に受け入れてもらうための、手段としての夏休みだ。

けれど、それを法の人に訴えるのであって、個人に訴えていては意味が無い。

法人に訴えるためには、まずは同じ土俵に立たなければ相手にされない。

だからこその法人だ。


今までには無い煩雑な作業が増えてしまったし、
税金や保険等、小さな飲食店をやっている程度だと明らかに個人事業の方が金銭的なメリットがある。

けれど僕の中で、どうしても法人にする必要があった。

今はまだ弱小企業の小さな叫びでしかないが、
現代の世の中に対して大きな声となるように、prove LiFE.LLCを発展させなければならない。
だから、prove LiFE.LLCは必ず発展する。

もちろん、8月の一ヶ月間に夏休みを取りながら。