●いわゆる健康食品との因果関係が疑われる健康被害 (症例報告) (2016.11~) (161220)
参照URL:http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail3385.html

●いわゆる健康食品との因果関係が疑われる健康被害 (症例報告) (2016.11~) (161214)
参照URL:http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail3385.html
 

●2016年12月15日、(独) 国民生活センターが飲用水として販売されている水素水および水素水生成器の溶存水素濃度や表示に関する調査の結果を公表した。

これは、水素水に関する相談件数の増加を受け、市販の容器入り水素水10銘柄と水素水生成器9銘柄を対象に実施されたもの。開封時の溶存水素濃度のテストの結果、容器入り水素水のうち、充填時や出荷時の溶存水素の記載があった5銘柄中3銘柄で測定した溶存水素濃度が表示値よりも低く、ペットボトルで販売されていた2銘柄では溶存水素が検出されなかった。水素水生成器においても、測定値が取扱説明書等に表示されている値を下回るものがあった。
また、各銘柄のパッケージや販売元のホームページ等の表示、広告を調査したところ、複数の販売元のウェブサイトで健康保持増進効果等に該当すると考えられる表現がみられた。

国民生活センターは、事業者に対して表示の改善と具体的な情報提供を要望するとともに、消費者へのアドバイスとして、現時点において特定保健用食品や機能性表示食品として許可・届出されている水素水製品はないため、効能効果をうたっている製品は法律に抵触している可能性があると伝えている。

(独) 国民生活センターウェブページ→「容器入り及び生成器で作る、飲む「水素水」-「水素水」には公的な定義等はなく、溶存水素濃度は様々です-」
当サイト内関連情報→素材情報データベース「水素水」

 

●厚生労働省が植物由来製品との関連が疑われる健康被害事例を公表 (161228)
2016年12月28日、厚生労働省が、健康食品等として用いられる青黛 (せいたい) の摂取との関連が疑われる健康被害の事例を公表。
参照URL:http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail3399.html

 

●消費者庁がインターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示の改善を要請 (161226)
2016年12月26日、消費者庁がインターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示の改善を要請。
参照URL:http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail3397.html

 

●「S-アデノシルメチオニン」有効性:脳・神経・感覚器 (170105)
・2016年2月までを対象に1つのデータベース (CCMDDTR) で検索できた無作為化プラセボ比較試験2報について検討したメタ分析において、大うつ病患者によるS-アデノシルメチオニンの摂取は、抑うつ症状に影響は認められなかった (PMID:27727432) 。
(PMID:27727432) Cochrane Database Syst Rev. 2016 Oct 10;10:CD011286.

●「カルシウム」有効性:免疫・がん・炎症 (170104)
・2013年12月までを対象に3つのデータベースで検索できた前向き観察研究21報について検討したメタ分析において、総カルシウム摂取量 (15報) やサプリメントからのカルシウム摂取量 (6報) が300 mg/日増加すると、直腸結腸がんリスク低下と関連が認められた (PMID:24623471) 。
(PMID:24623471) Int J Cancer. 2014 Oct 15;135(8):1940-8.