ノルウェーOslo大学病院のPhilip Wilkens氏らが、JAMA誌2010年7月7日号に報告。

 変形性腰椎症がある慢性腰痛患者がグルコサミンを服用する頻度は高まっているにもかかわらず、その有効性を調べた質の高い研究はほとんどなかった。そこでグルコサミンが処方薬としてのみ用いられているノルウェーで、二重盲検の無作為化試験を行った。

 慢性腰痛で変形性腰椎症の患者を対象に、グルコサミンの影響を調べた初めての大規模かつ長期的な無作為化試験の結果が発表された。
 結果、グルコサミンは、変形性腰椎症の腰痛患者の疼痛関連の機能障害や痛みの強さ、QOLの改善に効果がなかった