医療効果があるように装って勧誘し、健康機器を販売したとして、栃木、埼玉両県は6日、健康機器販売会社「チューリップ」(東京都大田区新蒲田)に対し、特定商取引法に基づき、新規勧誘などを6カ月間禁じる業務停止命令を出した。
 栃木県によると、同社は体を温める健康機器「ヒート&ケア」を1台22万~24万8000円で販売。その際、実際には医療効果がないのに「痛いところに当てると効く」「岩盤浴以上に治療効果がある」などと勧誘していたという。
 栃木県、埼玉県共に契約総額はそれぞれ約1500万円に上り、契約者数は栃木県で67人、埼玉県で66人。契約者のほとんどは高齢者だという。
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