タナカ その2 | 浪花小町のぼやき

タナカ その2

まいど、 ご無沙汰です。


前回前々回の続き。



アメリカの建国の歴史は
ヨーロッパ人による侵略から始まり、
土地の奪略、銃による先住民の虐殺、
誘拐したアフリカの人身売買、
数百年に渡る奴隷制度…と
白人以外にとっては
迷惑極まりない出来事の
オンパレード。
白人が先住民や黒人から奪ったのは
土地故郷
とゆう物質的な物以外にも
文化言葉名前家族自由生命
人としての尊厳を奪ったとゆーことを
念頭に置いていただきたい。



人種差別が合法やったとゆーことは、
多数派の白人の殆どがそーゆう思考やった
とゆーこと。ほんでその思考は
親から子へ、子から孫へ…
そないして2017年の今まで
人として正しいかどうかの判断すら
つけられへんウンコ人間
そこらに存在するわけです。



今日のアメリカにおける基本的人権は
(まだまだ先は長いんやけどよ)
黒人の市民権運動によるところが大半で、
アジア人含むその他の有色人種も
多大な恩恵を受けてる。



せやのに



いざ黒人になんかあっても
対岸の火事や
知らんふりする奴が
アジア人にザラほどおる。

前回に書いたようなアジア人の中に
上見て暮らすな 下見で暮らせ 根性で
アジア人含むその他非白人を卑下して
我がも白人のつもり 
腐れマイノリティが
死ぬほど存在する
白人にへつらうヒトラー敬愛
同胞その他の有色人種嫌悪などなど、
この白人至上主義に加担する事が
外敵からの防御の術やと思てる
どアホ や。



残念な話やけど、これは
アジア人にほんまに多い。
これは、ヒスパニックなど
黒人以外の非白人にも多く、
黒人にも存在する。



以上のことを
ブラック・アメリカはしっかり見てて、
何かあった時には同胞の黒人だけが
味方であり理解者やとゆーことを
アメリカ黒人は重々承知してる。



日本でも
なんか白人っぽい顔やったらべっぴん
いかにもアジア顔やったら不細工とか、
色黒はあかんだの、ようある話ですやろ?


友人・知人は周知の通り、うち
口が大きいて唇めっさ分厚いんですわ。
昔、黒人みたいな唇やと他人が言う時は
必ず馬鹿にした口調やったのが、
マドンナが唇にインプラント入れた途端、
一気に ええなぁ〜
羨ましがられるようになった。
当時は単に わしの時代到来や〜 なんて
思てたけど、よくよく考えたら
白人の女がやって初めて
世間が認める て、
どない考えてもおかしい話
ちゃいます?




話は長なりましたが、


1.アメリカの建国の歴史に対する無知
2.人種差別に対する知識の無さ
(または理解しようとゆう考えの無さ)
3.しょーもない多数派意識の存在
4.白人に対する憧れ またそこからくる
アジア人含む非白人への卑下
5.白人至上主義への加担
(非差別意識からの逃避)

これが皆
あのキャラクターの存在に
凝縮されてる

とゆーのが、長なりましたが
アジア移民一世の私の見解。



プラス、



タナカを唯一のアジア人にして
アメリカにおける人口比(数の少なさ)を
表現してるとこ、
アジア圏内において
その他アジア人を
卑下する傾向の強い日本人
その中でも一番多い
タナカ とゆー名前を選んだこと、
ほんでアメリカの人種問題や歴史に
疎いことを強調する為に
わざわざエグい訛り
移民一世に仕立て上げたあたり、
ジョーダン・ピール監督
抜かりない!



素晴らしい映画でした。

でも日本で上映される事は
ないんやろなぁー






     
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