先週は国公立大学の合格発表が相次ぎ、10日（土）に東京大学も発表があり、この春の一連の入学試験はほぼ終止符を打たれたようです。
小学校、中学校、高校、大学の各志望校を目指して、これまで準備勉強をされてきた受験生のみなさん、お疲れ様でした！！ 志望校に首尾よく合格された方も、今回は残念な結果に終わった方も、入試に向けて頑張ってこられたその日々の努力は、何事にも代え難い貴重な体験です。その貴重な努力に自信をもって、4月からの新たな生活に向けて、気持ちを切り替え踏み出してください。
例年話題に上る難関高校の東大合格者数が発表されていますが、神奈川県下では栄光高校、浅野高校が例年より大幅に数が伸び、他方公立の雄である翠嵐高校は大幅に数を減らしたようです。その勝因あるいは敗因分析には様々な見方があると思いますが、特に英語指導を強化してきた高校には、概ね良好な結果が繋がったように思います。
東大二次試験の英語問題を分析している先生方は多いですが、今年の出題内容も決して難問ではなく、英検準1級取得レベルであれば十分合格点をクリアーできると見る意見が多いです。「英語を使えるレベルの学生を迎え入れたい」という大学側の明解なメッセージが伝わってきます。これは東大や難関大学に限った傾向ではありません。
そうした大学側のニーズに呼応して、英語教育強化に取り組んでいる中学校、高校が近年増加しております。具体的には、リスニング、スピーキングの学習時間を増やしたり、多読多聴の学習法を取り入れたりする話題が増えてきました。
中高生のみなさん、自身の英語学習が「使える英語」を目指した内容になっているか、高３生の前半頃には英検準1級を取得できる学習になっているかを点検しましょう！もちろん学校での英語学習は学校のカリキュラムに沿って進みますから、生徒はその内容を変えようがありません。ですから、学校での学習との間に溝があるようであれば、その溝は自身で埋める工夫が必要となります。
中学校や高校での学習成果もデータ分析され、その数値が入手し易いこともあり、東大を明確な例として説明しました。英語学習で最も大切な事は、どこの大学を志望しようが、将来どの分野で仕事しようが同様で、コミュニケーションに使える英語を身に付けられるかどうかです。
中高生のみなさん、自身のためになる、自身のコミュニケーションに使えて役に立つ英語を常に意識して学習を進めましょう！！
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