私が、唯一流行についていっているシンガーとして
Mr.childrenがいるが、ある曲を聞いて、
「シフクノトキ」というアルバムを買ってしまった。

その名も「タガタメ(誰がため)」。




この詩は、少年犯罪に対する桜井氏の想いが込められており、
とても、深い感じがする。
当初、ラジオでしか流れないみたいで、
発売予定はなかったらしい。

この詩から、世の中の事象の全ては
偶然から始まるという旨のことが書かれている。
少年犯罪も、偶然が悪い方向に重なって発生している。
そして、「偶然から幸せもうもう。」
そんな想いが伝わってくる一曲。

僕ら一人一人の行動が微妙にこの地球という
ネットワーク を支配している。
それは、誰かによって保たれた秩序ではない。
僕ら一人一人の強い想いが、この地球をいい方向に支配し、
誰もが加害者にも被害者にもならないそんな世界が築けるはず。
そんな思いに私も同調したい。

偶然にも、Mr.childrenの「タガタメ」の音を聞いて鳥肌 ・・・
実際に、詩を聞いてみて心に残ったフレーズは、
「左の人、右の人、ふとした場所できっと繋がっているから、
 片一方を裁けないよな、僕らは連鎖する生き物だよ」
というフレーズ。
これは、最近の少年犯罪を描いたフレーズ。

例の少年犯罪が起きたときTBSは他局とは一風異なって、
この少年を擁護するかのようなコメントが紹介されていた。
その中に、「この少年を責める事は出来ない。
 なぜなら、きっと紙一重で誰もが犯す可能性のある
 犯罪なんだ。」
という言葉があって、とても印象に残っている。

そう、犯罪を犯していない僕らも
きっとなんかの偶然が悪さしていたら
罪を犯していたかもしれない。
そう思えば、安易に少年達は責めることが出来ない。
僕も周りに理解してくれる人がいない時に、
私も寂しい気持ちになることがあったし、
やりきれない気持ちになったこともある。
でも、しばらくすると理解してくれる人間が現れて、
なんとか罪を犯していない、ただそれだけかもしれない。

いい偶然を生み出すためには、
一人一人がこういう意識をもつことが大切なんだと思う。
そういうメッセージを伝えたくて、
桜井和寿さんはこの詩をラジオで流しているんだと思う。
「ただ、幸せな世界を作りたい」という一心で、
本当にラジオで流れるだけとしたら、それはとてもカッコいい。
これを読んでる皆さんも
是非この曲を味わってもらいたいなと思う。

「タガタメ」とは、漢字で書くと「誰がため」と書く。
私が、この詩に出会えたのも偶然で、
出会わなければ、こんなに深くこんなこと
考えもしていなかっただろう。

この詩で、(世の中の犯罪における)
「被害者」「加害者」を並列に扱っているという点は
注目に値すると思う。
ここでは、被害者になるも加害者になるもどちらも、
「偶然の積み重ね」によって生まれるということなのだろう。

怒りや悲しみや憎しみ、
そして喜びや幸せなんかも、所詮は偶然の重なり。
偶然に「憎しみ」を抱く回数が多い人は、
「加害者」になる可能性も高いだろう。
この確率を減らすには、「喜び」を多く感じている人が、
「誰がために」
その喜びを分かち合うことで実現されるのではなかろうか。
また、「幸せ」を分かち合うことも同様である。
そうすれば、きっと「怒り・憎しみ」の感情が多い人にも、
その少しの幸せが行き、「素敵な偶然」が生まれるのだろう。

「タガタメに」の精神を忘れないように、
この曲は私の心の中にはいつまでも流すことにしよう。


ディカプリオの出世作なら
さっき僕が録画しておいたから
もう少し話をしよう
眠ってしまうにはまだ早いだろう

この星を見てるのは
君と僕と あと何人いるかな?
ある人は泣いているだろう
ある人はキスでもしてるんだろう

子供 らを被害者に 加害者にもせずに
この街で暮らすため まず何をすべきだろう?
でももしも被害者に 加害者になったとき
出来ることと言えば
涙を流し 瞼を腫らし
祈るほかにないのか?

タダダキアッテ(ただ抱き合って)
カタタタキダキアッテ(肩叩き抱き合って)
テヲトッテダキアッテ(手を取って抱き合って)

左の人 右の人
ふとした場所できっと繋がってるから
片一方を裁けないよな
僕らは連鎖する生き物だよ

この世界に潜む 怒りや悲しみに
あと何度出会うだろう それを許せるかな?
明日 もし晴れたら広い公園 へ行こう
そしてブラブラ歩こう
手をつないで 犬も連れて
何も考えないで行こう

タタカッテ タタカッテ(戦って 戦って)
タガタメ タタカッテ(誰がため 戦って)
タタカッテ ダレ カッタ(戦って 誰 勝った?)
タガタメダ タガタメダ(誰がためだ? 誰がためだ?)
タガタメ タタカッタ(誰がため戦った?)

子供 らを被害者に 加害者にもせずに
この街で暮らすため まず何をすべきだろう?
でももしも被害者に 加害者になったとき
かろうじて出来ることは
相変わらず 性懲りもなく
愛すること以外にない

タダダキアッテ(ただ抱き合って)
カタタタキダキアッテ(肩叩き抱き合って)
テヲトッテダキアッテ(手を取って抱き合って)
タダタダタダ(ただただただ)
タダタダタダ(ただただただ)
タダタダキアッテイコウ(ただた抱き合って行こう)

タタカッテ タタカッテ(戦って 戦って)
タガタメ タタカッテ(誰がため 戦って)
タタカッテ ダレ カッタ(戦って 誰 勝った?)
タガタメダ タガタメダ(誰がためだ? 誰がためだ?)
タガタメ タタカッタ(誰がため戦った?)