2/2に実施された福岡大学2018の問題がメビオの解答速報にアップされていました。
福岡大学は名前の通り福岡県にあり、私立医学部としては中堅~下位レベル、6年間の学費は3773万円になります。
大問1~2が答えのみ記述の形式、大問3が完全記述式となります。
時間は90分。
3題。
[Ⅰ] 小問集合
(1)~(3)約数の個数、10進法から8進法への変換、中央値関連の問題です。基本です。
(4)分散の最小値というあまり見かけない問題でした。
メビオの解答では、2乗の平均-平均の2乗を用いていますが、定義にのっとってもできなくはないです。
データの問題として、適度な難易度で良い問題です。授業で使わせてもらおうと思います。
(5)特定の範囲で2次不等式が成り立つようなa,bの領域を求める問題です。
bで場合分けする必要があり時間はかかりますが、言っても定番問題の組み合わせです。
(6)領域の最大・最小の問題です。
kが直線の切片になるのが定番ですが、入試演習では傾きがkのものもぼちぼち見られます。
解いたことがなくても、考えればたどりつけるレベルのものだと思います。
[Ⅱ] 小問集合
(1)三角関数の方程式です。基本です。
(2)t=cosxとおいて、3次関数の最大・最小にもっていく定番問題です。
(3)逆有理化して、分母分子を割って極限をとる、基本問題です。
(4)平均値の定理と区分求積を融合した問題で、難易度の高い問題です。
誘導されているので平均値の定理は何とか用いても、区分求積の仕組みをきちんと理解していないと、その後が計算できないと思います。
とはいえ、日頃からしっかり考えている人は解けないことはない問題だと思います。
実力差が出る良い問題だと思います。
[Ⅲ] 微分と積分
交点を求め、面積の計算を行う問題です。
内容は難しくありませんが、計算力が問われる問題でした。
以上です。
難しいものもありますが、すべて定番問題の組み合わせで構成されています。
日頃からしっかり考えながら解いているかが問われており、
暗記で解いている人をはじき、思考力を働かせている人を受け入れる良い問題が多いです。
全体的に、計算力・思考力を問えるバランスの良い、実力差が出る仕上がりだと思います。
2017年の合格最低点は、287/400点(72%)でした。
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