椿鬼奴がテレビ番組内で、ヘタクソなのに自信たっぷりに唄って、曲のイメージを
台無しにしているのを見たことがある人もいると思います。
奴さん、音程が不安定なのに加えて、英語の歌詞をきちんと発音して
唄えてないから、すっごく下手に聴こえるんですよね。
例えば、出だしの
Shot through the heart And you're to blame You give love a bad name
という歌詞
奴さんは、
シャ スー ザ ハー エン ヨー ツー ブレー ユーギー ラー バー ネー
と、唄ってます。
しかも、Shot を、シャと言ってます(笑)
英語圏の人が唄う英語の歌が聞き取れない日本人の、
典型的な発音なんですね。
分からない人は、原曲をヘッドフォンで聴いてみて下さい。
それぞれの単語を、語尾の発音量は極端に小さくなっても、
きちんと全部発音していて、投げっ放しの発音は決してしていないんですよね。
そりゃ、そうですよね。
言葉なんですから、そこが抜けたら意味が伝わらない可能性も
あるわけで。
極端な話、「ラー」で投げっ放しの発音では、ラヴなのかラージなのか
前後の文脈から推察しろという、乱暴なことになりますから。
Bon Jovi や、この曲に限らず、カラオケ等で英語の歌を唄う時は、
そこを気をつけるだけでも、他人にはかなり違って聴こえますよ。
th や v 、ea、LとR の発音はその後の課題。
日本語って世界で一番複雑で難しい言語ですけど、
一番単純な発音の言語でもあって、
日本語だけの環境で生活していると、外国語の発音を習得するのに手間が
かかるんですよね。