鬼婆。 | 中性日記。

鬼婆。


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サファリパークの近くに、

「黒塚」があった。


陰陽座のコピーバンドをしている頃、


組曲「黒塚」~安達ヶ原という曲があって、

自分は瞬火ボーカルだったんで、

組曲「黒塚」~鬼哭啾々の方しか参加はできなかったけど、

いったいどんな話なのか気にはなってたんで、

ついでとばかりに寄ってみた。


だいたいの話の内容は、

「いわて」という名前の母親が、

自分の幼子を残して、

姫様の乳母になるんだけど、

この姫様が生まれつき言葉が話せない病を持っていて、

どうにかしたいと占い師に相談したところ、

胎児の生き胆を食べさせたら話せるようになると言われる。


そして、「いわて」は旅に出て、

妊婦を殺して生き胆を手に入れようとするんだけど、

なかなかできない。

岩場に住み着いて機会を窺うも難しく、

ある時、たまたま旅の途中の妊婦が泊めて欲しいと言ってきて、

ついに鬼になる決心をする。


そして、腹を裂き、胎児の肝を取り出したところで、

絶命しそうな妊婦が、

自分は「いわて」という母親を探していた、

と言う。


「いわて」は我が子、そして我が孫までも殺してしまった。


その時点で生き胆を姫に届けることも忘れ、

後悔の念に狂った「いわて」は、

彷徨い尋ねた旅人を次々と殺してしまう。


最後には修行僧をも殺そうとしたけど、

仏像が放った矢で正気に戻り、絶命。


修行僧と村人は「黒塚」を作り、

鬼婆と犠牲になった人たちを弔った。



というのが

安達ヶ原の伝説らしい。


架空の話かと思いきや、

黒塚のある寺には、

鬼婆の使った包丁が置いてあるらしく、

真相がどうなのかは分からないけど、

なんだかやるせない話だなぁと思いました。


いつの間にか読書感想文になった。