ホントは昨年末に書いて年末を迎えたかったんだけど、年を明けてしまった。

 

哲哉の部屋』は昨年大きくアップデートしたんだぜ!!!

一昨年の11月にプレ公開っていうことでYouTubeにその時点での『哲哉の部屋』の全景をアップしています。

 

 

まずはこれでおさらいしてください。

 

この後、今日までに物凄いアップデートをしています。

 

焦らしながら紹介していきます。

レイアウトはこんな感じです。

 

 

このレイアウト図でも分かるように、この部屋で呑むのは3人が限界です(笑)。

 

シンセ的には、

 

①'89~'90に掛けて哲っちゃんが良く使っていた「Ensoniq VFX SD」。

このシンセの「Symphony Brass」の音色は知っている人がいたらすぐに「あっ、哲っちゃんだ」と思うはず。『TM NETWORK』のライブツアー『TM NETWORK CAROL TOUR FINAL CAMP FANKS!! '89』や哲っちゃんのソロの『Tetsuya Komuro Tour '89〜'90 Digitalian is eating breakfast』で使われているブラスの音。この音なくして「小室哲哉」を語ることなかれ、くらいの音です。

 

 

Roland JD-800

「53番」のピアノはあまりにも有名。通称「TK PIANO」、もしくは「JD PIANO」。『TMN』の終了ライブ『TMN final live LAST GROOVE 5.18/5.19』でも2台使われていました。それ以外でも、『globe』でも使われてましたね(「DEPARTURES」など)。この音のためだけに「JD-800」を買った人もいるくらいです。

斜めのラインのデザインもカッチョイイ!!!

 

 

③遂に来ました!!!『夢』のモンスターシンセ、『waldorf the wave』。

1993年に発売されたモノで当時の価格で120万円でした。
当時『楽器フェア』みたいな大きな展示会ではない小さな展示会で初めて目の前でそのシンセを目の当たりにして、多分あの頃だったら定価で買えたのかもしれなかったんだけど、別のシンセに目が行っちゃったんだよね。
今では普通にあるサンプラーでタイムストレッチをしてもピッチが変わらないっていう『Roland』で初の「バリフレーズ」を積んだ『VP-9000』の方に興味が行っちゃって、そのサンプラーはその後すぐに購入しました。画期的なサンプラーの方が120万円のシンセよりも上だったんだよね、その頃のオレには。
ちょっと脱線するけど、『音』はデータにすると2パラメータになるのね。「時間」と「ピッチ」。

それは反比例な関係で、ある「音」を長くしたければ「ピッチ」は低くなるのよ。「ピッチ」を低くしたければ「再生時間」は長くなる。でも、上記『VP-9000』は第3のパラメータとして「フォルマント」を取り入れたので、「時間」を変更しても「ピッチ」が変わらなかったり、逆に「ピッチ」を変えても「再生時間」が変わらないのよ。まあ、多少は音の劣化はあるけど。

その「フォルマント」に魅せられちゃって。

オレの大学の卒論のテーマは「音声認識」で「フォルマント周波数」が重要なファクターになっていたのでね。

だから「サンプラー」の方が魅力的だったんだな。

ちなみに、今はもっと高度な技術や解析能力で音声認識をしていると思うんだけど、当時の卒論の内容は覚えているしその内容であれば概要くらいなら語れます。オレが「シンセで必要なのはオシロスコープの様な生波形ではなくスペクトル」って言い続けているのもそういう意味です。『KORG』のシンセ『KingKORG』のパネルになんで生波形のモニタが付いているのか未だに理解出来ません。これはオレ個人の意見です。

 

さて話を『the wave』に戻そうか。その頃はまだ『TMN』の終了ライブ『TMN final live LAST GROOVE 5.18/5.19』をやるなんて思いもよらなかったしそこでこのシンセが使われるなんて思わなかったから、このシンセにはまだときめかなかったんだけど、そのライブで使われて「うぉー、あのときにシンセか」と後悔しました。
だって、その後、どこの楽器屋にも出回ってないし、今でも日本でも数台しかないシンセだからね。

ライブ『TMN final live LAST GROOVE 5.18』の冒頭のSE「One, Two, Three, Four, Five...」とか華原朋美さんの1stシングル『keep yourself alive』の冒頭のSE(同上)も『waldorf the wave』が使われています。

ただ、音程が異なるらしい。オレにはそういうマニアックな友達がいて指摘を受けました。そういう指摘はウェルカムで逆にそういう仲間がいてくれることがとても嬉しいしありがたいんだよね。

ライブ『TMN final live LAST GROOVE 5.18』の冒頭のSE「One, Two, Three, Four, Five...」は「B2」、華原朋美さんの1stシングル『keep yourself alive』の冒頭のSEは「D3」、これを聞いたときにメチャメチャ嬉しくなっちゃってさ。

小室哲哉』信者のオレもまだまだだなーって。

さて、このシンセを手に入れた経緯を書くと、数年前くらいから色んな楽器屋(中古屋も含めて)に片っ端からメールを送っていたのね。発売当時の定価が120万だから、中古でも状態が良ければ300までは出しますって。

そしたら、何と「ヤフオク」に出品されていたので勝負を掛けた。昨年11月3日のことです。
オークション終了予定日時が21:54だったんだけど最後の5分が凄かった。怒涛の入札の嵐。
最後まで喰らい付きましたよ。

おかげで落札出来ました。

落札価格222万2千円!!!

しかも、出品者の方が物凄く有名な方で。

更にありがたいことに、宅配業者は信用出来ないっていうことでご本人直々に車でうちまで運んでくれました。

ありがたいことです。 

昨年の3大ニュースの一つになるっていうものですよ。

ほら、フォルムも非常にカッチョイイ!!!

パネルを立たせることが出来るんだけど、ダンパーで実現しているらしく、経年劣化で一番最初に逝かれるのはこのダンパーらしくて実はこの落札したモノも自力では立たないので、出品者さんがウレタンを三角にしたモノを挟んで使っていたので、そのウレタンも付けてくれました。「やっぱり、シンセは魅せてなんぼのもんでしょ?」って。

でもね、魅せてなんぼのシンセでもこの子、30kg

重量なのよ。

哲哉の部屋』はうちの2階にあるから2階に運ぶのもその方に手伝っていただきました。

一人ではとても運べません。だから、魅せることは今後あるかどうか。

寝るか立つか、とにかく男らしいシンセです。

 

 

④番外編

実はレイアウト図を良く見ると分かるように『E-mu』の『E4K』が『the wave』の下にいます。

これの詳細はここには書きません。色々と理由があるので。

 

 

ここまでが『哲哉の部屋』アップデートのシンセ部門。

 

 

それ以外では、昔何気なく買っていた『TM』のポスターをずっと眠らせておくわけにはいかない、って急に思い出して、フレーム(額縁)をその分購入して飾るようにしました。

 

親友が経営している白馬の『ダンクル・ネッツ』さんにあった哲っちゃんのポスターもヤフオクで探し当てたので、それもフレームに入れたりしていたら、ポスターの数がハンパ無いことになって、「じゃあ、どこに飾ろうか?」っていう嬉しい悲鳴状態になってます。

 

追加分は写真として掲載します。

まずは、『waldorf thw wave』の置き場を確保しないとこの部屋では酒を呑むことが出来ないので、『エレクター』のスタンドを買いました。ただ、この写真の位置だと出入りが大変だったり後ろの「EOS」を弾くことが出来ないので、キャスター付きのスタンドにしています。当然、耐重量も計算してね。ポスターも良い感じでしょ?

 

続きまして、当初の予定に無かったけど、上記①、➁のシンセを置くことにしました。

ポスターも良い感じです。

上から『Ensoniq VFX SD』、『Roland JD-800』、更に『Roland JD-800』です。

実は『Ensoniq VFX SD』の上位機種である『SD-1』も持っていたり『Roland JD-800』ももう一台あったりするんだけど、『VFX SD』と『JD-800』1台の嫁ぎ先は決まっています。そうすると、この写真の一番上のシンセは『VFX SD』から『SD-1』に変わります。

 

ちなみに、眠っているポスターはまだまだあります。

 

 

さて、ここまでシンセを中心にアップデートのことを書いて来ましたが、それでピンっと来た方は中々の『FANKS』です。

waldorf the wave』、『Roland JD-800』2台、『YAMAHA B700』2台。

 

...、『TMN』の終了ライブ『TMN final live LAST GROOVE 5.18/5.19』のキーボードセッティングの客席側半分が再現出来ているんです。機材的にはね。上記のSE「One, Two, Three, Four, Five...」を指摘してくれた人からしたらスタンドも拘ってないって更に指摘を受けると思いますが。

ちなみに、『TMN』の終了ライブ『TMN final live LAST GROOVE 5.18/5.19』のキーボードセッティングはこんな感じです。

 

 

ハモンドオルガンは買うつもりは無いですし、『YAMAHA VP-1』はヤフオクに出回っていたらそれだけで儲けモンです。

Moog memorymoog』はヤフオクに出回ってもおかしくないので購入する可能性が一番高いです。『音』も面白そうだし。いや、『音』と言うより『音創り』が楽しそうですね。

 

YAMAHA VP-1』は発売当時270万で販売されていて、売れば売るほど「赤字」になるっていうことで有名なシンセです(笑)。

ただ、『音創り』はメチャメチャ楽しいと思います。

世の中に存在しない楽器を創ることが出来るので。

いや、違うな、存在する楽器のことは考えちゃダメなんです。

固定概念を捨てて『音創り』をするシンセです。

例えば、「フルート」を「弦」で弾きますか?っていう感じです。

このシンセはそういう楽器を創れるんです。

しかも76鍵盤。その存在感も凄い!!!

大体こういう飛び道具的なシンセはモノ、もしくは2ポリで十分なんです。こんな『変人』的なシンセで和音なんか弾く必要はありません。こういうシンセは「ソロフレーズ」向けなんです。なのに、16ポリなんですよ。

もしかしたら、前述のような変な楽器を創ったら良い和音とか更に変な音になるかもしれませんが。

ただ、実物を弄ったわけではないので想像で言っているだけですけどね。

その想像の範疇でもオーバースペックじゃねーの、っていうシンセです。

どっかで巡り会えたら欲しいシンセですね。

 

...、どう?かなりな長文でしょ?

それくらい、今回の『哲哉の部屋』のアップデートは凄いんです。

単なるマイナーアップデートのレベルではありません。完全にメジャーアップデートです。

 

あ~、疲れた。