約半年ぶりの更新です。

 

オレが「北欧メタル」好きというのは周知の通り。

その中のバンドに『Royal Hunt』がある。

 

その新譜「DYSTOPIA Ⅱ」がこの度リリースされた。

 

Royal Hunt』のリーダーでありキーボーディストである「André Andersen(アンドレ・アンダーセン)」が創る作品は「コンセプチュアル」なモノが多い。

だから『Royal Hunt』のアルバムも単なる1曲が詰まったような普通のアルバムよりも、アルバム全体で一作品であるようなモノが多い。当然のその一曲一曲も素晴らしいんだけど、アルバムを通して聴くと更に良く分かる。

コンセプチュアルなアルバムは一曲一曲の間に隙間が無かったりする。ある曲の終わりがその次の曲に繋がっているから。

 

でだ、今回の新譜「DYSTOPIA Ⅱ」も前作「DYSTOPIA Ⅰ」と合わせて2つのアルバムで一作品になっていると考えられる。

 

DYSTOPIA Ⅰ」のパッケージはこれ。

 

そして、「DYSTOPIA Ⅱ」のパッケージがこれ。

 

何と美しいパッケージでしょう。

ちゃんと「PartⅠ」と「PartⅡ」が模様は同じで色を変えて創ってある。

並べるとこんな感じだ。

 

前作「DYSTOPIA Ⅰ」がリリースされたときにパッケージに「PartⅠ」と書いてあったから「PartⅡ」がリリースされるのは容易に想像出来たんだけど、先日「PartⅡ」が手元に届いて聴いたときの衝撃は忘れられない。

初っ端からファンの心を鷲掴み。

やっぱりアンドレ先生、スゲーわ!!!

 

ちなみに、「PartⅠ」のときも「PartⅡ」のときもブックレットの「Sprcial thanks」に名前を載せてもらえる、いや、正しく言うと「名前を載せてもらえる版」を購入したということだ。

PartⅠ」のときは最初は名前が間違って表記されていたので指摘をしたら修正版を創ってくれた。

間違い版はこれ。

Kumariki」になっている。

でも、一個人の指摘にもちゃんと対応してくれた。

修正版はこちら。

ありがたいよね。

 

で、今回の「PartⅡ」も同じように「名前を載せてもらえる版」を購入したので載せてもらえている。

Last Name と First Name を入れ替えて欲しかったんだけど、今回は指摘せずにそのままでも良いか、って思った。

 

と、このように対応も丁寧だし楽曲も素晴らしい。

 

多分、オレが好きな「北欧メタル」のバンド/アーティストの中で楽曲的に一番勉強になるのが『Royal Hunt』、いや「André Andersen(アンドレ・アンダーセン)」の楽曲でしょう。

 

対位法」を上手く取り入れていて「楽典」的にも物凄く勉強になる。

 

本当なら各アルバムのバンドスコアが欲しいところなんだけど、「ベスト盤スコア」(しかも、3rdアルバム「Moving Target」までの曲)しか発売されていない。

でも、それならそれで「耳コピ」してやろうじゃないか、と意欲が湧いてくる。

 

Royal Hunt』の楽曲の中で好きな曲5本の指に入る、2ndアルバム「Clown in the Mirror」の中の最後の曲「Epilogue」はその名の通り最後に相応しい感動的な曲なのでいつかはそれを演奏したいと思って、つい最近「耳コピ」しました。

Epilogue」のキーボードパートは主に、

・ピアノ

・オルガン

・ストリングス

・ブラス

で再現出来るんだけど、オルガンとブラスは味付け程度しか入っていないし聴けばすぐに分かるので「耳コピ」っていうには大袈裟過ぎる。

メインはピアノとストリングス。

...、ということでストリングスもピアノとのユニゾンが多いためピアノ譜として採譜してみた。

この楽譜を何の抑揚もなく平たく表現した「音」はこちら。

 

 

ちなみに、原曲の音声ボリュームを思いっ切り下げて上記ピアノ(+オルガン、ブラス)を同期させていたのはこちら。

ややRchが耳コピした演奏、ややLchが原曲とパンバランスを調整してあります。

 

それとは別に、調子に乗ってアンドレ先生のソロアルバム『Changing Skin』の1曲目「Changing Skin」のキーボードソロも「耳コピ」してみた。

アンドレ先生のソロアルバムっていう時点で結構マニアックなのに、更にその中のキーボードソロを「耳コピ」するなんてかなり「その筋」です。

こちらは単音でのソロなので、「音符追跡」の動画を創ってみた。

 

アンドレ先生の楽曲は前述の「対位法」と、更に先が読めない「転調」(極端な転調だと1拍ずつとか)があるので、同じことを何度も言うけど勉強になるんです。

 

後半は「DYSTOPIA」から離れて『Royal Hunt』、『André Andersen(アンドレ・アンダーセン)』の話になってしまったけど、要するに『Royal Hunt』は素晴らしいし今回の新譜「DYSTOPIA Ⅱ」も良いということです。