前回の投稿からだいぶ経つけど、オレはオレが書きたいときにブログを更新します。誰からの強制もさせるいわれはない。

 

さて、今回は『オレがやりたい楽曲』について書こうかな。

これでも(アマチュアだけど)音楽家だからね。

 

まずオレの「音楽」のルーツを書くと、中学時代の吹奏楽部が多分一番最初なのね。そこで、「A.Sax」を吹いたのがキッカケかな。

もちろん、それよりも前から「聴く」ことはしていたけど、それは「音楽家」ではなくリスナーでしかないからね。

 

吹奏楽部に入ると周りの楽器も見えてくるのよ。いや、聴こえてくる、っていう表現の方が合ってるね。

 

で、自主練で少人数で合わせるときに、他パートがいなかったらその部分も吹いちゃうのよ。耳に聴こえてくるから自然と他パートのフレーズも覚えちゃうんだよね。

多分、それが「今」のオレの耳コピやアレンジに役立ている。

足りなければ吹ける人がそのパートを吹く。それで、一曲の練習になるんだよ。

もちろん、一番大事なのは自分のパートを完璧に近い形で吹けることが前提だけど。自分のことをそっちのけで他パートを吹くなんて本末転倒だ。

 

...、っていうところから「オレ」の本格的な「音楽家」人生が始まったわけだ。

 

まあ、高校時代は「音楽」より「パソコン」にハマっちゃったし、「吹奏楽部」は色々あったので高校では入りたくなかった。

それでも「パソコン」を使って「音楽」はやってたけどね。いわゆる「打ち込み」だけどその頃のパソコンは音源は「PSG」だったりたった3重和音だったので、複数パートを再現するのはメチャメチャ苦労はしたけど。そこで役に立ったのが前述のアレンジ力。

オレがパソコンをやり始めた頃はまだ上記の「PSG音源」しかなかったんだよね。「PSG音源」っていうのは最近は聞かなくなっただろうけど、何かエラーが発生したときに「プッ」ってなる「音」。それを音源にしたのが「PSG音源」だ。それでもその頃は「PSG音源」を駆使して自分なりの「音楽」を創ってました。

で、高校三年生の頃に自分の機種にもやっと「FM音源」のボードが出たので受験生なのにメチャメチャハマった。

オレの機種は他機種よりも対応が遅かったけど、ステレオ8和音FM音源だったからね。

で、ちょうどその頃「TM」を知って、「この音楽を再現したい」って思ったのね。

TM」に出会ってなかったら、「A.Sax」でポップス系に行くかどっかのクラシック楽団に入って「オーボエ」転向も考えたよ。音楽の道を選んでいたらね。

でも、パソコンでプログラミングの面白さを知っちゃったから結局そっち方向の仕事に就いたけど。

でも、上記2つ間のことを考えると「MIDI」なんだよね。

だから、大学卒業のときに就職先を探すのに、オレの時代はまだバブルな時代だったから教授推薦で有名どころに簡単に就職できたのよ。でも、オレは「何かそれ違わない?」って思って自分の力で勝手に「KORG」の面接に行きました。で、受かっちゃったのよ。

そのままそっちへ行けばもしかしたら違う人生になっていたかもしれない。

でも、人生経験が浅い大学生は結局、教授推薦の企業を選んじゃったんだよ。ただ、その会社のやり方が気に食わなかったから新人研修後2ヶ月で辞めたけどね。

 

さて、ちょっと前置きが長すぎたな。

今回のテーマは『オレがやりたい楽曲』なんだよ。

 

アマチュアだろうが何だろうがオレは「音楽家」なんです。

TM」の影響、いや『小室哲哉』氏の影響が大きいね。

TM」のライブで未だにオレの中で一番なのは87年の「FANKS CRY-MAX」なんだよね。

一般的な普通のバンドだとキーボードは右端か左端にセッティングされるんだけど、「FANKS CRY-MAX」は哲っちゃんのキーボードがど真ん中の最上段。まさに「要塞」を築いた感じでした。

ライブBlu-rayも発売されているけど、あのライブの完全版をSONYさん、出してください。

...、っていうくらい衝撃を受けたライブでした。

オレがいつもネタとして「大きくなったら小室哲哉になります」っていうのはそういう影響があったから。

 

実は、オレの1stシンセは「YAMAHA TQ5」と「YAMAHA WX-7」なんだよね。

TQ5」は当時、哲っちゃんがイメージキャラクターになって一世風靡したシンセ「EOS」の音源モジュール、「WX-7」はやっぱりまだサックスが忘れられなくて買ったウインドシンセです。当時「F-1」が流行った頃、「THE SQUARE(まだ「T-SQUARE」になっていない頃)」の楽曲「TRUTH」で知っている人も多いはず。

まだ迷ってたんだね、オレは。

 

でもそこからオレの快進撃が始まるのよ。

YAMAHA B900」、「Roland XP-50」、「KORG 01/W pro X」をほぼ同時期に買いました。

特に「KORG 01/W pro X」はピアノタッチの88鍵盤なんだけど、オレはピアニストじゃないから使いこなすにメチャメチャ苦労しました。

 

そこから先は、オレの『変人』人生でシンセをこれでも可って言うくらい買い漁ったんだけど、その話をしていたら本来のテーマに行きつかないので別の機会に。

 

...、まあそれで、『音楽活動』が出来る環境が出来上がったのね。

ふ~、ここからが本番だ。

 

これだけシンセがあれば色んなことが出来るわけ。

全音色なんて使わないよ。

このシンセのこの音が欲しい、がほとんど。

こういうシンセがいっぱいあればあるほど、そういう気持ちが高ぶってくる。

オレだって闇雲にシンセを買ってきたわけでは無い。

そのシンセに興味があったから買ってきたわけであって。

で、当然、買ったからには全部触るわな。

そうすると、音色もそうだけどそのシンセの特徴も分かるんだよ。

 

かつては「TM」ばっかり目指して音楽をやっていたから基本は「打ち込み」なのね。でもね、「打ち込み」ってただ打ち込みするだけなら簡単なの。でも、そえを聴くと平坦にしか聴こえないんだよね。

そんな「音楽」はやりたくない。

一番顕著に出てくるのが「ベロシティ」、聴く人からすると「音量」なのね。頭から終わりまで一定の音量の「音楽」なんて面白くも何ともない。

TM」のシーケンスフレーズみたいな機械的な無機質なフレーズは逆に一定のテンポ一定の音量の方が良い。

打ち込みをした後でベロシティやら何やらを弄ってもリアルタイムで弾くフレーズには敵わないのよ。

そこから、オレもだんだん自分で弾くようになってきた。

自分で弾くとね、今度はバンドで弾きたくなってくるのよ。

それが「人間の性」っていうもんだ。

 

さて、では自分で弾くっていうことに重点を置いて更に話を進めていこうかな。「MIDIデータ」に限ってね。

 

MIDIデータ、とうかMIDI機器はテンポのズレはある程度その機材の機能で直してくれるのね。それが「クオンタイズ」なんだけど、「クオンタイズ」の量も設定出来るのよ。「100%」にすれば小節や拍にピッタリに合わせることが出来るんだけど、例えばその楽曲を人間が弾いたり吹いたりしたらそんなにバッチリ合うことはない。だから「クオンタイズ」もそのズレを調整出来るようになっている。

この機能はそれはそれで物凄く重宝することはある。

 

で、やっと本題だ。

オレはシンセのシーケンサーにもDAWにもついている普通の機能の「コピー」&「ペースト」は絶対に使わないのね。

もっと言うと、プリセットのドラムパターンも絶対に使わない。更にもっというと「アルペジエータ」も絶対に使わない。

 

その理由を一つ一つ書きます。

まず、「コピー」&「ペースト」を使わない理由。

オレは元々吹奏楽部出身だから、その演奏には「コピー」&「ペースト」は存在しないのね。仮に次の小節が同じフレーズでもキーボードで全部弾きます。

最近のキーボードのシーケンサーはフレーズをいっぱいレコーディングをしてしれを切り貼りする。

であれば、オレからしたら、曲頭から曲終わりまでが1フレーズなのね。そうするとフレーズのコピペはあり得ないわけ。

 

次に、「プリセットのドラムパターン」。

初心者には必要かもしれないけど、少なくともオレはアマチュアだけど初心者ではない。ドラムパターンくらい自分で叩きます。もと言うと、前述のコピペに重なるんだけど、パターンではなくドラムも曲頭から曲終わりまで叩きます。

 

最後に「アルペジエータ」。

出た当初はスゲーって思ったけど、よくよく考えたら「自分の音楽」じゃなくなるのよ。コードは自分だけど生成されたフレーズは「アルペジエータ」が創ったモノだから。

 

総じて、オレがやりたい音楽は昔ながらの全部自分で弾く、もしくは吹く音楽なんです。

先にも述べたように機械的な音を入れたいときなどはシーケンサーに頼るけどね。